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平成30年秋の基本情報技術者 午前の過去問と解説を掲載しています。
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このページの目次です。
AIにおける機械学習の説明として、最も適切なものはどれか。
【ア】記憶したデータから特定のパターンを見つけ出すなどの、 人が自然に行っている学習能力をコンピュータにもたせるための技術
【イ】コンピュータ、機械などを使って、生命現象や進化のプロセスを再現するための技術
【ウ】特定の分野の専門知識をコンピュータに入力し、 入力された知識をもちいてコンピュータが推論する技術
【エ】人が双方向学習を行うために、Webシステムなどの情報技術を用いて、 教材や学習管理能力をコンピュータにもたせるための技術
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問3
答え 【ア】
AIにおける機械学習は、記憶したデータから特定のパターンを見つけ出すなどの、 人が自然に行っている学習能力をコンピュータにもたせるための技術です。
クイックソートの処理方法を説明したものはどれか。
【ア】既に整列済みのデータ列の正しい位置に、データを追加する操作を繰り返していく方法である。
【イ】データ中の最小値を求め、次にそれを除いた部分の中から最小値を求める。 この操作を繰り返していく方法である。
【ウ】適当な基準値を選び、それよりも小さな値のグループと大きな値のグループにデータを分割する。 同様にして、グループの中で基準値を選び、それぞれのグループを分割する。 この操作を繰り返していく方法である。
【エ】隣り合ったデータの比較と入替えを繰り返すことによって、 小さな値のデータを次第に端の方に移していく方法である。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問6
答え 【ウ】
クイックソートは以下のように並べ替えを行うソート方法です。
①適当な基準値を選び、それよりも小さな値のグループと大きな値のグループにデータを分割する。
②同様にして、グループの中で基準値を選び、それぞれのグループを分割する。
①②の操作を繰り返していく方法です。
アルゴリズムとデータ構造について、基本情報や応用情報など情報処理試験対策用の解説をまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
プログラムのコーディング規約に規定する事項のうち、適切なものはどれか。
【ア】局所変数は、用途が異なる場合でもデータ型が同じならば、 できるだけ同一の変数を使うようにする。
【イ】処理性能を向上させるために、ループの制御変数には浮動小数点型変数を使用する。
【ウ】同様の計算を何度も繰り返すときは、関数の再帰呼び出しを用いる。
【エ】領域割付け関数を使用するときは、割付けができなかったときの処理を記述する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問7
答え 【エ】
「領域割付け関数を使用するときは、割付けができなかったときの処理を記述する」 という内容をコーディング規約に規定するのは適切です。
Javaの特徴はどれか。
【ア】オブジェクト指向言語であり、複数のスーパクラスを指定する多重継承が可能である。
【イ】整数や文字は常にクラスとして扱われる。
【ウ】ポインタ型があるので、メモリ上のアドレスを直接参照できる。
【エ】メモリ管理のためのガーベージコレクションの機能がある。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問8
答え 【エ】
Javaの特徴としていかが挙げられます。
割込み処理の終了後に、割込みによって中断された処理を割り込まれた場所から再開するために、 割込み発生時にプロセッサが保存するものはどれか。
【ア】インデックスレジスタ
【イ】データレジスタ
【ウ】プログラムカウンタ
【エ】命令レジスタ
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問10
答え 【ウ】
プログラムカウンタは、別名で命令ポインタなどといい、 割込み処理の終了後に、割込みによって中断された処理を割り込まれた場所から再開するために、 割込み発生時にプロセッサが保存するレジスタです。
USB 3.0の説明として、適切なものはどれか。
【ア】1クロックで2ビットの情報を伝送する4対の信号線を使用し、 最大1Gビット/秒のスループットをもつインタフェースである。
【イ】PCと周辺機器とを接続するATA仕様をシリアル化したものである。
【ウ】音声、映像などに適したアイソクロナス転送を採用しており、 ブロードキャスト転送モードをもつシリアルインタフェースである。
【エ】スーパースピードと呼ばれる5Gビット/秒のデータ転送モードをもつシリアルインタフェースである。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問12
答え 【エ】
USB 3.0は、スーパースピードと呼ばれる5Gビット/秒のデータ転送モードをもつシリアルインタフェースです。
Webシステムにおいて、Webサーバとアプリケーション(AP)サーバを異なる物理サーバに 配置する場合のメリットとして、適切なものはどれか。
【ア】Webサーバにクライアントの実行環境が実装されているので、 リクエストのたびにクライアントとAPサーバの間で画面データをやり取りする必要がなく、 データ通信量が少なくて済む。
【イ】Webブラウザの文字コード体系とAPサーバの文字コード体系の違いを Webサーバが吸収するので、文字化けが発生しない。
【ウ】データへのアクセスを伴う業務ロジックは、 Webサーバのプログラムに配置されているので、業務ロジックの変更に伴って、 APサーバのプログラムを変更する必要がない。
【エ】負荷が軽い静的コンテンツへのリクエストはWebサーバで処理し、 負荷が重い動的コンテンツへのリクエストはAPサーバで処理するように、 クライアントからのリクエストの種類に応じて処理を分担できる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問13
答え 【エ】
Webシステムにおいて、Webサーバとアプリケーション(AP)サーバを異なる物理サーバに 配置する場合、負荷が軽い静的コンテンツへのリクエストはWebサーバで処理し、 負荷が重い動的コンテンツへのリクエストはAPサーバで処理するように、 クライアントからのリクエストの種類に応じて処理を分担できるメリットがあります。
稼働状況が継続的に監視されているシステムがある。 稼働して数年後に新規業務をシステムに適用する場合に実施する、 キャパシティプランニングの作業項目の順序として、適切なものはどれか。
〔キャパシティプランニングの作業項目〕
①システムの構成の案について、適切なものかどうかを評価し、必要があれば見直しを行う。
②システム特性に合わせて、サーバの台数、並列分散処理の実施の有無など、
必要なシステム構成の案を検討する。
③システムの稼働状況から、ハードウェアの性能情報やシステム固有の環境を把握する。
④利用者などに新規業務をヒアリングし、
想定される処理件数や処理に要する時間といったシステムに求められる要件を把握する。
【ア】③、②、④、①
【イ】③、④、②、①
【ウ】④、②、①、③
【エ】④、③、①、②
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問14
答え 【イ】
キャパシティプランニングの作業項目と順序は以下になります。
キャパ シティ プランニングの手順、スケールアウト、スケールイン、プロビジョニングなど、キャパシティプランニングについてまとめています。
システムの性能評価でしようするスループットや信頼性評価で使用する稼働率の計算方法など、システムの評価指標につてまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
スプーリング機能の説明として、適切なものはどれか。
【ア】あるタスクを実行しているときに、入出力命令の実行によってCPUが遊休(アイドル) 状態になると、他のタスクにCPUを割り当てる。
【イ】実行中のプログラムを一時中断して、制御プログラムに制御を移す。
【ウ】主記憶装置と低速の入出力装置との間のデータ転送を、 補助記憶装置を介して行うことによって、システム全体の処理能力を高める。
【エ】多数のバッファから成るバッファプールを用意し、 主記憶装置にあるバッファにアクセスする確率を上げることによって、 補助記憶装置のアクセス時間を短縮する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問17
答え 【ウ】
スプーリングとは、入出力装置の動作を、処理装置(CPU)とは独立に並行して動作させる仕組みのことをいいます。
スプーリングは、主記憶装置と低速の入出力装置との間のデータ転送を、 補助記憶装置を介して行うことによって、システム全体の処理能力を高めます。
たとえば、ジョブの処理結果を印字速度の遅いプリンタに直接出力しないで、高速の磁気ディスクなどの補助記憶に出力しておいて、 後で出力専用のサービスプログラムを使って出力するような仕組みがスプーリングです。 なお、プリンタへの出力を一時的に磁気ディスク装置へ保存するスプーリングは、スループットの向上に役立ちます。
オペレーティングシステムとは、OSのことですが、種類と特徴、機能、タスク管理などOSとはどのようなものかついてまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
スケジューリングに関する記述のうち、ラウンドロビン方式の説明として、適切なものはどれか。
【ア】各タスクに、均等にCPU時間を割り当てて実行させる方式である。
【イ】各タスクに、ターンアラウンドタイムに比例したCPU時間を割り当てて実行させる方式である。
【ウ】各タスクの実行イベント発生に応じて、リアルタイムに実行させる方式である。
【エ】各タスクを、優先度の高い順に実行させる方式である。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問18
答え 【ア】
OSのタスクスケジューリングにおいて 待ち行列状態にあるタスクをどのような順位で処理するかを決める方法の1つにラウンドロビン方式があります。
OSのタスクスケジューリングにおけるラウンドロビン方式は各タスクに、均等にCPU時間を割り当てて実行させる方式です。 すべてのタスクに対等の優先度をあたえ、一定時間経過後に終了しないタスクは待ち行列の最後尾に置き、 待ち行列の先頭のタスクにCPU使用権をあたえる方式です。
ラウンドロビンとは何か、テニスやボーリングなどで使われる意味から、やさしくOSのタスクスケジューリング方式について解説していきます。
マルチタスク、プリエンティブの意味、OSのタスク管理の機能に関連した多重(マルチ)プログラミング(マルチタスク)とスケジューリングに関連したタスクを切り替える方式やスケジューリング方式についてまとめています。
オペレーティングシステムとは、OSのことですが、種類と特徴、機能、タスク管理などOSとはどのようなものかついてまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
手続型言語のコンパイラが行う処理のうち、最初に行う処理はどれか。
【ア】意味解析
【イ】構文解析
【ウ】最適化
【エ】字句解析
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問19
答え 【エ】
コンパイラは以下のような手順で処理します。
リンカの機能として、適切なものはどれか。
【ア】作成したプログラムをライブラリに登録する。
【イ】実行に先立ってロードモジュールを主記憶にロードする。
【ウ】相互参照の解決などを行い、複数の目的モジュールなどから一つのロードモジュールを生成する。
【エ】プログラムの実行を監視し、ステップごとに実行結果を記録する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問20
答え 【ウ】
リンカは、相互参照の解決などを行い、複数の目的モジュールなどから一つのロードモジュールを生成します。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
DRAMの説明として、適切なものはどれか。
【ア】1バイト単位でデータの消去及び書込みが可能な不揮発性のメモリであり、 電源遮断時もデータ保持が必要な用途に用いられる。
【イ】不揮発性のメモリでNAND型又はNOR型があり、SSDに用いられる。
【ウ】メモリセルはフリップフロップで構成され、キャッシュメモリに用いられる。
【エ】リフレッシュ動作が必要なメモリであり、PCの主記憶として用いられる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問21
答え 【エ】
DRAMはリフレッシュ動作が必要なメモリであり、PCの主記憶として用いられます。
二次電池(充電式電池)はどれか。
【ア】アルカリマンガン乾電池
【イ】酸化銀電池
【ウ】燃料電池
【エ】リチウムイオン電池
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問23
答え 【エ】
リチウムイオン電池は二次電池(充電式電池)です。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
列車の予約システムにおいて、人間とコンピュータが音声だけで次のようなやり取りを行う。 この場合に用いられるインタフェースの種類はどれか。
〔凡例〕
P:人間
C:コンピュータ
P:“5月28日の名古屋駅から東京駅までをお願いします。”
C:“ご乗車人数をどうぞ。”
P:“大人2名でお願いします。”
C:“ご希望の発車時刻をどうぞ。”
P:“午前9時頃を希望します。”
C:“午前9時3分発、午前10時43分着の列車ではいかがでしょうか。”
P:“それでお願いします。”
C:“確認します。大人2名で、5月28日の名古屋駅午前9時3分発、東京駅午前10時43分着の列車でよろしいでyそうか。”
P:“はい。”
【ア】感性インタフェース
【イ】自然言語インタフェース
【ウ】ノンバーバルインタフェース
【エ】マルチモーダルインタフェース
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問24
答え 【イ】
〔凡例〕の列車の予約システムの例のような人間とコンピュータが音声だけで次のようなやり取りを行うインタフェースのことを 自然言語インタフェースといいます。
ヒューマンインターフェースとはなにかをテーマにヒューマンインターフェースの意味やWebのパンくずの例などインタフェース設計についてまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
液晶ディスプレイなどの表示装置において、傾いた直線の境界を滑らかに表示する手法はどれか。
【ア】アンチエイリアシング
【イ】シェーディング
【ウ】テクスチャマッピング
【エ】バンプマッピング
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問25
答え 【ア】
アンチエイリアシングは、液晶ディスプレイなどの表示装置において、傾いた直線の境界を滑らかに表示する手法です。
ロックの粒度に関する説明のうち、適切なものはどれか。
【ア】データを更新するときに、粒度を大きくすると、 他のトランザクションの待ちが多くなり、全体のスループットが低下する。
【イ】同一のデータを更新するトランザクション数が多いときに、 粒度を大きくすると、同時実行できるトランザクション数が増える。
【ウ】表の全データを参照するときに、粒度を大きくすると、 他のトランザクションのデータ参照を防げないようにできる。
【エ】粒度を大きくすると、含まれるデータ数が多くなるので、 一つのトランザクションでかけるロックの個数が大きくなる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問29
答え 【ア】
データを更新するときに、粒度を大きくすると、 他のトランザクションの待ちが多くなり、全体のスループットが低下します。
データベース管理システムは、英語でDatabase Management Systemで略してDBMSといわれます。 DBMSの目的、それを実現するマネジメント機能など、DBMSの機能、特徴、役割についてまとめています。
データベースの方式、設計、データ操作、トランザクション処理、応用など。 リレーショナルデータベース中心にデータベース関連のオリジナルテキストと情報処理試験の過去問もまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
データベースが格納されている記憶媒体に故障が発生した場合、 バックアップファイルとログを用いてデータベースを回復する操作はどれか。
【ア】アーカイブ
【イ】コミット
【ウ】チェックポイントダンプ
【エ】ロールフォワード
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問30
答え 【エ】
ロールフォワードとは、前方復帰ともいい、 データベースが格納されている記憶媒体に故障が発生した場合、 バックアップファイルとログを用いてデータベースを回復する操作のことをいいます。
システム障害が発生した時点で、一度チェックポイントの状態までデータを復元し、 続いてログファイルを使ってチェックポイント後のトランザクションを再現して障害直前の状態まで回復させます。
トランザクションとは、利用者から見たデータベースに対する処理の単位です。 利用者からみた場合は1つのデータベース更新処理ですが、データベースから見れば複数の利用者からの処理依頼があり、 データベースの更新を矛盾なく行う必要があります。 データベースにおけるトランザクションの意味、ACID特性などの解説をまとめています。
データベースの方式、設計、データ操作、トランザクション処理、応用など。 リレーショナルデータベース中心にデータベース関連のオリジナルテキストと情報処理試験の過去問もまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
TCP/IPネットワークでDNSが果たす役割はどれか。
【ア】PCやプリンタなどからのIPアドレス付与の要求に対して、 サーバに登録してあるIPアドレスの中から使用されていないIPアドレスを割り当てる。
【イ】サーバにあるプログラムを、サーバのIPアドレスを意識することなく、 プログラム名の指定だけで呼び出すようにする。
【ウ】社内のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し、 インターネットへのアクセスを可能にする。
【エ】ドメイン名やホスト名などとIPアドレスを対応付ける。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問33
答え 【エ】
TCP/IPネットワークでDNSが果たす役割はドメイン名やホスト名などとIPアドレスを対応付けることです。
HTTP、SMTP、POP、FTP、DNS などの役割、機能、IMAPとPOPの違いなどアプリケーション層のプロトコルについてまとめています。
通信プロトコル、osi基本参照モデル7階層の覚え方などネットワーク関連の知識をまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
インターネットにおける電子メールの規約で、ヘッダフィールドの拡張を行い、 テキストだけでなく、音声、画像なども扱えるようにしたものはどれか。
【ア】HTML
【イ】MHS
【ウ】MIME
【エ】SMTP
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問34
答え 【ウ】
MIMEは、インターネットにおける電子メールの規約で、ヘッダフィールドの拡張を行い、 テキストだけでなく、音声、画像なども扱えるようにした規約です。
MIMEの読み方は「まいむ」です。
この記事では、ccとbccの違いなど、電子メールのヘッダの見方を解説しています。 受信した電子メールのファイルをテキストエディタで開くとわかりますが、 電子メールのデータは、空の行が開けられてメールヘッダーとメール本文に分けれれます。 この電子メールのヘッダーの情報に含まれる主な内容についてまとめています。
電子メールシステムはメールサーバとメールクライアントで構成されており、 送信したメールはメールサーバからメールサーバへリレー方式で配送される仕組みです。 電子メールの全般的知識、メールサーバの仕組み、MTAなどについてまとめています。
通信プロトコル、osi基本参照モデル7階層の覚え方などネットワーク関連の知識をまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
携帯電話網で使用される通信規格の名称であり、次の三つの特徴をもつものはどれか。
【ア】LTE(Long Term Evolution)
【イ】MAC(Media Access Control)
【ウ】MDM(Mobile Device Management)
【エ】WoIP(Voice over Internet Protocol)
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問35
答え 【ア】
LTEは、Long Term Evolutionの略で第3世代携帯電話よりも高速なデータ通信が可能な携帯電話の無線通信規格を意味する用語です。
LTEは次の三つの特徴をもちます。
アプリケーションソフトウェアにディジタル署名を施す目的はどれか。
【ア】アプリケーションソフトウェアの改ざんを利用者が検知できるようにする。
【イ】アプリケーションソフトウェアの使用を特定の利用者に制限する。
【ウ】アプリケーションソフトウェアの著作権が作成者にあることを証明する。
【エ】アプリケーションソフトウェアの利用者による修正や改変を不可能にする。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問36
答え 【ア】
デジタル署名の目的は、次の2つがあります。
共通鍵暗号方式の特徴はどれか。
【ア】暗号化通信に使用する場合、鍵を相手と共有する必要があり、事前に平文で送付することが推奨されている。
【イ】暗号化通信をする相手が1人の場合、使用する鍵の個数は公開鍵暗号方式よりも多い。
【ウ】同じ程度の暗号強度を持つ鍵長を選んだ場合、公開鍵暗号方式と比較して、暗号化や復号に必要な時間が短い。
【エ】鍵のペアを生成し、一方の鍵で文書を暗号化すると、他方の鍵でだけ復号することができる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問38
答え 【ウ】
暗号鍵と復号鍵をいずれも秘密にしておく必要があります。 その特徴から秘密鍵暗号方式とも呼ばれます。
共通鍵暗号方式の特徴として、 同じ程度の暗号強度を持つ鍵長を選んだ場合、公開鍵暗号方式と比較して、暗号化や復号に必要な時間が短いことがあげられます。
共通鍵暗号方式とは、英語でCommon key cryptosystem。暗号化と復号に同じ鍵を用いる方法です。 共通鍵暗号方式の特徴と、ブロック暗号のDES、AES、ストリーム暗号のKCipher-2などの代表的な暗号の例についてまとめています。
脅威を防止するために用いられる暗号技術の活用、暗号化の種類、代表的な暗号方式の仕組み、特徴など、暗号技術についてまとめています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
組織的なインシデント対応体制の構築や運用を支援する目的でJPCERT/CCが作成したものはどれか。
【ア】CSIRTマテリアル
【イ】ISMSユーザーズガイド
【ウ】証拠保全ガイドライン
【エ】組織における内部不正防止ガイドライン
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問40
答え 【ア】
CSIRTマテリアルは組織的なインシデント対応体制の構築や運用を支援する目的でJPCERT/CCが作成したものです。
不正アクセスによる被害受付の対応、再発防止のための提言、セキュリティに関する啓発活動などを行うセキュリティ機関があります。 jvn、cryptrec暗号リスト、サイバー情報共有イニシアティブなど情報セキュリティ組織・機関についてまとめています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
ボットネットにおけるC&Cサーバの役割として、適切なものはどれか。
【ア】Webサイトのコンテンツをキャッシュし、本来のサーバに代わってコンテンツを利用することによって、 ネットワークやサーバの負荷を軽減する。
【イ】外部からインターネットを経由して社内ネットワークにアクセスする際に、 CHAPなどのプロトコルを用いることによって、利用者認証時のパスワードの盗聴を防止する。
【ウ】外部からインターネットを経由して社内ネットワークにアクセスする際に、 チャレンジレスポンス方式を採用したワンタイムパスワードを用いることによって、 利用者認証時のパスワードの盗聴を防止する。
【エ】侵入して乗っ取ったコンピュータに対して、 他のコンピュータへの攻撃などの不正な操作をするよう、 外部から命令を出したり応答を受け取ったりする。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問41
答え 【エ】
ボットネットにおけるC&Cサーバは、侵入して乗っ取ったコンピュータに対して、 他のコンピュータへの攻撃などの不正な操作をするよう、外部から命令を出したり応答を受け取ったりします。
ボットの意味やボットによる買い占め、ボットネットでのC&Cサーバの役割などボットとは何か解説しています。
マルウェア・不正プログラムとはどのようなものかをテーマに、マルウェアの挙動やランサムウェア、ボット、mirai、pentyaなどの種類についてまとめています。
情報セキュリティを考えるうえで、まずは、どのような脅威があるか理解しておく必要があります。 脅威の種類、マルウェアとコンピュータウイルスの種類を見ていきます。 またPCやスマホの感染時の駆除方法も補足していきます。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
IDSの機能はどれか。
【ア】PCにインストールされているソフトウェア製品が最新のバージョンであるかどうかを確認する。
【イ】検査対象の製品にテストデータを送り、製品の応答や挙動から脆弱性を検出する。
【ウ】サーバやネットワークを監視し、侵入や障害を検知した場合に管理者へ通知する。
【エ】情報システムの運用状況などの情報セキュリティ対策状況と企業情報を入力し、 組織の情報セキュリティへの取組み状況を自己診断する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問42
答え 【ウ】
IDSはIntrusion Detection Systemの略で侵入検知システムと訳される製品です。 サーバやネットワークを監視し、侵入や障害を検知した場合に管理者へ通知する機能があります。
IDSとは、Intrusion Detection Systemの略で侵入検知、IDSとはサーバやネットワークへの侵入を防ぐために、不正な通信を検知して遮断する製品です。 IDS/IPSとは何かをテーマにWAFとの違い、機能、製品情報などまとめています。
情報セキュリティ対策(英語でInformation security measures)は、人的、技術的、物理的セキュリティの側面から対策が必要です。 ビヘイビア検出ソフトも含め、各種セキュリティ対策の概要を把握する一覧としてまとめています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
セキュアブートの説明はどれか。
【ア】BIOSにパスワードを設定し、PC起動時にBIOSのパスワード入力を要求することによって、 OSの不正な起動を防ぐ技術
【イ】HDDにパスワードを設定し、PC起動時にHDDのパスワード入力を要求することによって、 OSの不正な起動を防ぐ技術
【ウ】PCの起動時にOSやドライバのディジタル署名を検証し、 許可されていないものを実行しないようにすることによって、 OS起動前のマルウェアの実行を防ぐ技術
【エ】マルウェア対策ソフトをスタートアッププログラムに登録し、 OS起動時に自動的にマルウェアスキャンを行うことによって、マルウェアの被害を防ぐ技術
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問43
答え 【ウ】
セキュアブートは、PCの起動時にOSやドライバのディジタル署名を検証し、 許可されていないものを実行しないようにすることによって、 OS起動前のマルウェアの実行を防ぐ技術です。
オブジェクト指向におけるクラスとインスタンスとの関係のうち、適切なものはどれか。
【ア】インスタンスはクラスの仕様を定義したものである。
【イ】クラスの定義に基づいてインスタンスが生成される。
【ウ】一つのインスタンスに対して、複数のクラスが対応する。
【エ】一つのクラスに対して、インスタンスはただ一つ存在する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問47
答え 【イ】
クラスの定義に基づいてインスタンスが生成されます。
オブジェクト指向(オブジェクト指向プログラミング)とは、オブジェクトという概念に注目し、これをモジュール化に役立てる手法です。 オブジェクト指向とはなど基本概念、オブジェクト指向設計の入門知識を解説しています。
システム開発技術をテーマに要件定義、方式設計、詳細設計、構築、テスト、導入、受入れ、保守など、 システムやソフトウェア開発の考え方、手順、手法、留意事項をまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
モジュール間の情報の受渡しがパラメタだけで行われる、 結合度が最も弱いモジュール結合はどれか。
【ア】共通結合
【イ】制御結合
【ウ】データ結合
【エ】内容結合
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問48
答え 【ウ】
モジュール結合度とは、複数のモジュール間の関連性の強さを表す尺度のことをいいます。
モジュールは、1つの機能だけを持たせることによってモジュールの強度が強くなります。 複数の機能を持たせると、それぞれの機能に関連性が出てきて、モジュールの強度が弱くなってしまいます。
一方、モジュール間のインタフェースを単純にすることで、モジュールの結合度を弱くすることが出来ます。 モジュール間のインターフェースが単純でないと、他のモジュールを意識する必要がでてきます。
モジュール結合度は、結合度が強い順に「内容結合>共通結合>外部結合>制御結合>スタンプ結合>データ結合」となります。
内容結合とは、あるモジュールがCALL命令を使用せずにJUMP命令でほかのモジュールを呼び出すときのモジュール間の関係をいいます。 あるモジュールが他のモジュールの内容を直接参照している状態をいいます。
共通結合とは、大域的なデータを参照するモジュール間の関係のことをいいます。 いくつかのモジュールが共通領域を参照している状態をいいます。
外部結合とは、大域的な単一のデータ項目を参照するモジュール間の関係のことをいいます。 いくつかのモジュールが共通データを参照している状態をいいます。
制御結合とは、実行する機能や論理を決定するために引数を受け渡すときのモジュール間の関係をいいます。 パラメータを渡してモジュールを実行している状態をいいます。
スタンプ結合とは、データの構造体を引数として受け渡し、呼ばれたモジュールでは、構造体の一部を使用するモジュール間の関係をいいます。 データ構造を変数化して受け渡す状態をいいます。
データ結合とは、処理に必要なデータだけを受け渡し、呼び出し側も呼ばれる側も機能的な関係はないモジュール間の関係をいいます。 データのみを引数として受け渡す状態をいいます。
オブジェクト指向における“委譲”に関する説明として、適切なものはどれか。
【ア】あるオブジェクトに対して操作を適用したとき、 関連するオブジェクトに対してもその操作が自動的に適用される仕組み
【イ】あるオブジェクトに対する操作を、その内部で他のオブジェクトに依頼する仕組み
【ウ】下位のクラスが上位のクラスの属性や操作を引き継ぐ仕組み
【エ】複数のオブジェクトを部分として用いて、新たな一つのオブジェクトを生成する仕組み
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問49
答え 【イ】
あるオブジェクトに対する操作を、その内部で他のオブジェクトに依頼する仕組みを委譲といいます。
オブジェクト指向(オブジェクト指向プログラミング)とは、オブジェクトという概念に注目し、これをモジュール化に役立てる手法です。 オブジェクト指向とはなど基本概念、オブジェクト指向設計の入門知識を解説しています。
システム開発技術をテーマに要件定義、方式設計、詳細設計、構築、テスト、導入、受入れ、保守など、 システムやソフトウェア開発の考え方、手順、手法、留意事項をまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
XP(Extreme Programming)のプラクティスの説明のうち、適切なものはどれか。
【ア】顧客は単体テストの仕様に責任をもつ。
【イ】コードの結合とテストを継続的に繰り返す。
【ウ】コードを作成して結合できることを確認した後、テストケースを作成する。
【エ】テストを通過したコードは、次のイテレーションまでリファクタリングしない。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問50
答え 【イ】
エクストリームプログラミングとは、Extreme Programmingのことで、XPと省略する言葉です。 アジャイル開発の代表的な手法の1つです。
エクストリームプログラミング(XP)のプラクティスとしては、 XP(Extreme Programming)のプラクティスでは、 単体テストを終えたプログラムは、すぐに結合して、結合テストを行います。 またコードの結合とテストを継続的に繰り返します。
ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として、 適切なものはどれか。
【ア】開発の期間と費用がトレードオフの関係にある場合に、総費用の最適化を図る。
【イ】作業の順序関係を明確にして、重点管理すべきクリティカルパスを把握する。
【ウ】作業の日程を横棒(バー)で表して、作業の開始時点や終了時点、現時点の進捗を明確にする。
【エ】作業を階層的に詳細化して、管理可能な大きさに細分化する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問51
答え 【エ】
WBSとは、Work Breakdown Structureの略で、 作業の把握や明確化を行うための作業を階層構造に整理した図や表やその手法のことをいいます。
ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、 WBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的は、 作業を階層的に詳細化して、管理可能な大きさに細分化することです。
プロジェクトの計画段階で行う作業で、 プロジェクトで実施しなければならない全ての作業を洗い出し階層構造に整理し同時にプロジェクトの管理単位を明確化します。
WBSは、個々の作業量を見積もり、それについての具体的な計画を立て、実行していくための標準的な技法で、 WBSにより、作業の内容や範囲が体系的に整理でき、作業の全体が把握しやすくなります。 また、WBSにあげた1つひとつの作業が完了すれば、プロジェクトが完了します。
ITにおけるWBSとは何かなど、プロジェクトスコープマネジメントについてまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにマネジメント系の知識をまとめています。
BPOを説明したものはどれか。
【ア】自社ではサーバを所有せずに、 通信事業者などが保有するサーバの処理能力や記憶容量の一部を借りてシステムを運用することである。
【イ】自社ではソフトウェアを所有せずに、 外部の専門業者が提供するソフトウェアの機能をネットワーク経由で活用することである。
【ウ】自社の管理部門やコールセンタなど特定部門の業務プロセス全般を、 業務システムの運用などと一体として外部の専門業者に委託することである。
【エ】自社よりも人件費が安い派遣会社の社員を活用することによって、 ソフトウェア開発の費用を低減させることである。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問62
答え 【ウ】
自社の管理部門やコールセンタなど特定部門の業務プロセス全般を、 業務システムの運用などと一体として外部の専門業者に委託することを BPO(Business Process Outsourcing:ビジネスプロセスアウトソーシング)といいます。
SOAを説明したものはどれか。
【ア】業務体系、データ体系、適用処理体系、技術体系の四つの主要概念から構成され、 業務とシステムの最適化を図る。
【イ】サービスというコンポーネントからソフトウェアを構成することによって、 ビジネス変化に対応しやすくする。
【ウ】データフローダイアグラムを用い、情報に関するモデルと機能に関するモデルを同時に作成する。
【エ】連接、選択、反復の三つの理論構造の組合せで、コンポーネントレベルの設計を行う。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問63
答え 【イ】
SOAとは、Service Oriented Architectureの略で、サービス指向アーキテクチャと訳される言葉です。 ソフトウェアの機能をサービスという部品とみなし、そのサービスを組み合わせることによってシステムを構築する概念です。
SOAは、サービスというコンポーネントからソフトウェアを構成することによって、ビジネス変化に対応しやすくします。
利用者の視点から各業務システムの機能をいくつかの独立した部品に分けることによって、 業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にし、 アプリケーションやその機能の一部を独立した部品にしたサービス同士を組み合わせてシステムを作成します。
SOAの読み方は、一般的に「エスオーエー」ですが、人によっては「ソア」や「ソアー」、「ソーア」と読む場合があります。
システム化計画の立案において実施すべき事項はどれか。
【ア】画面や帳票などのインタフェースを決定し、設計書に記載するために、要件定義書を基に作業する。
【イ】システム構築の組織体制を策定するとき、業務部門、情報システム部門の役割分担を明確にし、 費用の検討においては開発、運用及び保守の費用の算出基礎を明確にしておく。
【ウ】システムの起動・終了、監視、ファイルメンテナンスなどを計画的に行い、 業務が円滑に遂行していることを確認する。
【エ】システムを業務及び環境に適合するように維持管理を行い、 修正依頼が発生した場合は、その内容を分析し、影響を明らかにする。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問64
答え 【イ】
システム構築の組織体制を策定するとき、業務部門、情報システム部門の役割分担を明確にし、 費用の検討においては開発、運用及び保守の費用の算出基礎を明確にしておくべきです。
企画、要件定義、システム開発、ソフトウェア実装、ハードウェア実装、 保守から成る一連のプロセスにおいて、要件定義プロセスで実施すべきものはどれか。
【ア】システムに関わり合いをもつ利害関係者の種類を識別し、 利害関係者のニーズ及び要望並びに課せられる制約条件を識別する。
【イ】事業の目的、目標を達成するために必要なシステム化の方針、 及びシステムを実現するための実施計画を立案する。
【ウ】目的とするシステムを得るために、システムの機能及び能力を定義し、 システム方式設計によってハードウェア、ソフトウェアなどによる実現方式を確立する。
【エ】利害関係者の要件を満足するソフトウェア製品又はソフトウェアサービスを得るための、 方式設計と適格性の確認を実施する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問65
答え 【ア】
要件定義プロセスで実施すべき事項として、 システムに関わり合いをもつ利害関係者の種類を識別し、 利害関係者のニーズ及び要望並びに課せられる制約条件を識別する事があげられます。
プロダクトライフサイクルにおける成長期の特徴はどれか。
【ア】市場が製品の価値を理解し始める。製品ラインもチャネルも拡大しなければならない。 この時期は売上も伸びるが、投資も必要である。
【イ】需要が大きくなり、製品の差別化や市場の細分化が明確になってくる。 競争者間の競争も激化し、新品種の追加やコストダウンが必要となる。
【ウ】需要が減ってきて、撤退する企業も出てくる。 この時期の強者になれるかどうかを判断し、代替市場への進出なども考える。
【エ】需要は部分的で、新規需要開拓が勝負である。 特定ターゲットに対する信念に満ちた説得が必要である。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問67
答え 【ア】
プロダクトライフサイクルとは、製品が市場に投入されてから、次第に売れなくなり姿を消すまでのプロセスのことをいいます。
一般的に、プロダクトライフサイクルのプロセスは、「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つであらわされます。
成長期は、市場が商品の価値を理解し始める段階です。 商品ラインもチャネルも拡大しなければなりません。 この時期は売上も伸びるが、投資も必要です。
技術は、理想とする技術を目指す過程において、導入期、成長期、成熟期、衰退期、 そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。 この技術進化過程を表すものはどれか。
【ア】技術のSカーブ
【イ】需要曲線
【ウ】バスタブ曲線
【エ】ラーニングカーブ
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問70
答え 【ア】
技術は、理想とする技術を目指す過程において、導入期、成長期、成熟期、衰退期、 そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。 この技術進化過程を技術のSカーブといいます。
IoTの構成要素に関する記述として、適切なものはどれか。
【ア】アナログ式の機器を除く、ディジタル式の機器が対象となる。
【イ】インターネット又は閉域網に接続できる全てのものが対象となる。
【ウ】自律的にデータを収集してデータ分析を行う機器だけが対象となる。
【エ】人や生物を除く、形のある全てのものが対象となる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問71
答え 【ア】
インターネット又は閉域網に接続できる全てのものが対象となります。
ICタグ(RFID)の特徴はどれか。
【ア】GPSを利用し、現在地の位置情報や属性情報を表示する。
【イ】専用の磁気読取り装置に挿入して使用する。
【ウ】大量の情報を扱うので、情報の記憶には外部記憶装置を使用する。
【エ】汚れに強く、記録された情報を梱包の外から読むことができる。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問72
答え 【エ】
FRIDのタグは、送受信回路、制御回路、メモリなどをシングルチップ化した半導体とアンテナで構成されるバッテリレス通信機器です。 RFタグは、アンテナから電力が供給されるようになっていて、電波を受信したときこれを電気エネルギーとして使用します。
FRIDのタグの特徴は、汚れに強く、記録された情報を梱包の外から読むことができる点です。
例えば、アパレル衣料品店の店舗において商品の万引き防止などセキュリティに使われるほか、 Suicaなどの電子マネーに使用されています。
ネットビジネスでのO to Oの説明はどれか。
【ア】基本的なサービスや製品を無料で提供し、 高度な機能や特別な機能については料金を課金するビジネスモデルである。
【イ】顧客仕様に応じたカスタマイズを実現するために、 顧客からの注文後に最終製品の生産を始める方式である。
【ウ】電子商取引で、代金を払ったのに商品が届かない、 商品を送ったのに代金が支払われないなどのトラブルが防止できる仕組みである。
【エ】モバイル端末などを利用している顧客を、仮想店舗から実店舗に、 又は実店舗から仮想店舗に誘導しながら、購入につなげる仕組みである。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問73
答え 【エ】
ネットビジネスでのO to Oは、Online to Onlineの略で、 モバイル端末などを利用している顧客を、仮想店舗から実店舗に、 又は実店舗から仮想店舗に誘導しながら、購入につなげる仕組みです。
CIOの説明はどれか。
【ア】経営戦略の立案及び業務執行を統括する最高責任者
【イ】資金調達、財務報告などの財務面での戦略策定及び執行を統括する最高責任者
【ウ】自社の技術戦略や研究開発の立案及び執行を統括する最高責任者
【エ】情報管理、情報システムに関する戦略立案及び執行を統括する最高責任者
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問74
答え 【エ】
CIOとは、Chief Information Officerの略で CIOは情報管理、情報システムに関する戦略立案及び執行を統括する最高責任者のことをいいます。
主な役割は情報化戦略を立案するにあたって、経営戦略を支援するために、 企業全体の情報資源への投資効果を最適化するプランを策定することです。
連関図法を説明したものはどれか。
【ア】事態の進展とともに様々な事象が想定される問題について、 対応策を検討して望ましい結果に至るプロセスを定める方法である。
【イ】収集した情報を相互の関連によってグループ化し、解決すべき問題点を明確にする方法である。
【ウ】複雑な要因の絡み合う事象について、その事象間の因果関係を明らかにする方法である。
【エ】目的・目標を達成するための手段・方策を順次展開し、最適な手段・方策を追求していく方法である。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問76
答え 【ウ】
連関図法は、新QC七つ道具の一つで複雑な要因の絡み合う事象について、その事象間の因果関係を明らかにする方法です。
コンピュータウイルスを作成する行為を処罰の対象とする法律はどれか。
【ア】刑法
【イ】不正アクセス禁止法
【ウ】不正競争防止法
【エ】プロバイダ責任制限法
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問78
答え 【ア】
コンピュータウイルスを作成する行為を処罰の対象とする法律は刑法です。
個人情報保護委員会 “個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)平成28年11月(平成29年3月一部改正)” によれば、個人情報に該当しないものはどれか。
【ア】受付に設置した監視カメラに録画された、本人が判別できる映像データ
【イ】個人番号の記載がない、社員に交付する源泉徴収票
【ウ】指紋認証のための指紋データのバックアップデータ
【エ】匿名加工情報に加工された利用者アンケート情報
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問79
答え 【ア】
個人情報保護委員会 “個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)平成28年11月(平成29年3月一部改正)” によれば、匿名加工情報に加工された利用者アンケート情報は個人情報に該当しないです。
個人情報保護法とは、正式名は「個人情報の保護に関する法律」で個人情報の取り扱いに関する法律です。個人情報保護委員会“個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)や個人情報保護法、マイナンバー法との違い、などを解説していきます。
ITの法務をテーマにサイバーセキュリティ基本法などITの法律、ガイドライン、標準化一覧情報をまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにストラテジ系の知識をまとめています。
請負契約を締結していても、労働者派遣とみなされる受託者の行為はどれか。
【ア】休暇取得の承認を発注者側の指示に従って行う。
【イ】業務の遂行に関する指導や評価を自ら実施する。
【ウ】勤務に関する規律や職場秩序の保持を実施する。
【エ】発注者の業務上の要請を受託者側の責任者が窓口となって受け付ける。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問題 問80
答え 【ア】
休暇取得の承認を発注者側の指示に従って行う行為は、 請負契約を締結していても、労働者派遣とみなされる受託者の行為になります。
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