情報処理のWeb教科書―IPA情報処理試験対策のお供に!
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通信プロトコル、osi基本参照モデル7階層の覚え方などネットワーク関連の知識をまとめています。
この記事の目次です。
1. ネットワーク方式
2. データ通信と制御
3. 通信プロトコル
4. ネットワーク管理
5. ネットワーク応用
ネットワークの種類と特徴など、ネットワーク方式についてまとめていきます。
コンピュータのネットワークは、ネットワークの規模によって、WANやLANなどに分類されることがあります。
WANとは、読み方はワン、Wide Area Netoworkの略です。物理的に離れた広範囲におよぶネットワークです。
通信事業者のネットワークサービスなどを利用して、本社と支店のような地理的に離れた地点間を結ぶネットワークです。 WANよりも狭い都市レベルのネットワークをMANとよぶ場合もあります。
二つの拠点を専用回線で接続したWANでパケットを送受信する場合、 可用性を高める例としては、異なる通信事業者が提供する別回線を加え、2回線でパケット送受信する対策があげられます。
LANとは、読み方はラン、Local Area Netoworkの略です。 フロア内や、1つの建物の中など、比較的狭い地域の中でのネットワークです。
以下ではネットワークの種類と特徴に関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
有線LANについて見ていきます。
PoEは、LANケーブルを使って電力供給する技術です。 電源コンセントがない場所に無線LANのアクセスポイントを設置する場所などで利用できます。
以下では有線LANに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
回線に関する計算についてみていきます。
待ち行列モデルの構成要素、考え方、M/M/1モデルにおける計算、乱数を使用したシミュレーションを理解していきます。
以下では回線に関する計算に関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
インターネット技術をテーマに、IPアドレスやIPマスカレード、NAT/NAPT、DNSなどの機能についてまとめています。
IPアドレスとは何か?IPアドレスの基礎知識、第4オクテットやスラッシュの意味、グローバルIPアドレスの確認方法など、IPアドレスについてわかりやすく解説していきます。
IPマスカレードは、社内PCからインターネットに通信するとき、 パケット中にある社内PCのプライベートIPアドレスとポート番号の組合せを、 ファイアウォールのインターネット側のIPアドレスとポート番号の組合せに変換する機能です。
IPマスカレードにより、インターネットからはわからないように社内PCのプライベートIPアドレスを隠蔽することが可能です。
以下ではIPマスカレードに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
NATとはプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する機能です。 NAPTとはNATの機能に加えてポート番号の付け替えも行う機能です。 NATとは?NAPTとは?どのようなものかをテーマにまとめています。
DNSの機能は、IPアドレスとドメイン名を対応付ける機能です。
以下ではDNSに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
ファイアウォールとは、インターネットからの攻撃や不正アクセスから内部のネットワークを保護するための機構です。 この記事ではファイアウォールの概要やインバウンド、アウトバウンドの設定などをまとめています。
IoT デバイスを接続するIoTネットワークの構成や通信方式についてまとめていきます。
複数のIoTデバイスとそれらを管理するIoTサーバで構成されるIoTシステムにおける、 エッジコンピューティングは、IoTデバイス群の近くにコンピュータを配置して、 IoTサーバの負荷低減とIoTシステムのリアルタイム性向上に有効な処理を行わせます。
以下ではIoTネットワークの構成要素に関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
ネットワークアーキテクチャやネットワーク接続など、データ通信と制御についてまとめていきます。
OSI基本参照モデルとその覚え方など、ネットワークアーキテクチャについてまとめていきます。
通信プロトコルは、ISOが推進するOSIで設計の指針が定められます。 OSIでは、OSI基本参照モデルと呼ばれるネットワークの基本的なモデルを作成しています。
OSI基本参照モデルとは、ISOが推進するOSIによって作成されたネットワークの基本的なモデルです。 複数メーカーのネットワーク機器同士が問題なく接続できるためにしたがうべき国際標準として、重要な役割を果たしているネットワークの基本的なモデルです。
OSI基本参照モデルは、次の表のように7階層にモデル化しているのが特徴です。
階層 | 内容 |
---|---|
第7層アプリケーション層 | 特定のアプリケーションに特化したプロトコル。 ファイル転送(FTP)やメッセージ通信(電子メール)など、ユーザが実行する多くのサービス間プロトコルを制御する。 |
第6層プレゼンテーション層 | 機器固有のデータフォーマットと、ネットワーク共通のデータフォーマットの交換。 文字コードや画像データの表現形式を制御し、効率的なデータ伝送に適した形式に変換する。 |
第5層セッション層 | 通信の管理。コネクションの確立/切断。トランスポート層以下の層の管理。 アプリケーションプロセス間の情報の流れなど、通信モードの管理や通信方式、同期方法などを規定する。 |
第4層トランスポート層 | 両端ノード間のデータ転送の管理、データ転送の信頼性を提供する。 エンドツーエンド(コンピュータ間)で必要とされる透過的なデータ伝送を提供する。 データに抜けがあると、相手に通知するエラー制御などを行う。 |
第3層ネットワーク層 | アドレスの管理と経路の選択。 複数のネットワークにまたがったコンピュータ間のデータ伝送や、データの経路選択をする中継機能など。 |
第2層データリンク層 | 直接接続された機器間でのデータフレームの識別。 ノード間で信頼性の高いデータ伝送を保障する。中継局間のデータ伝送を確実に行う。 |
第1層物理層 | “0”と“1”を電圧の高低や光の点滅に変換する。コネクタやケーブルの形状の規定。 データを電気信号や光信号に変換し、実際の伝送を行う。 |
OSI基本参照モデルの7階層の覚え方のは、「あ、ぷ、せ、と、ね、で、ぶ」です。覚え方のコツは、各層の頭文字をとって、「あ、ぷ、せ、と、ね、で、ぶ」と繰り返し唱えることです。
OSI基本参照モデルに関連した参考書籍です。目次や参考いたしました内容をまとめています。
以下ではネットワークアーキテクチャに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
ネットワークで使用される回線の種類、通信方式、交換方式の種類と特徴を見ていきます。
パケット交換方式は、データをある一定の大きさ(パケット)の単位に区切り、パケットに送信先などの情報を付加して伝送する方式です。
パケット交換方式では、パケットが交換機内に一度蓄積されるため、原理的にATMより綱内遅延は大きくなります。
ATMとは、Asynchronous Transfer Modeの略で、非同期転送モードです。 1本の回線を複数の論理回線(チャネル)に分割して同時に通信を行なう多重化方式の一つで、各チャネルのデータを53バイトの固定長データに分割して送受信する方式です。
以下では伝送方式と回線に関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
LAN内接続、LAN間接続、LAN-WAN接続の装置の種類、特徴、各装置の機能が、OSI基本参照モデルのどの層に対応するかなど、ネットワーク接続について見ていきます。
データの送受信方法や誤り検出方法などを規定するMAC(Media Access Control:メディアアクセス制御)について見ていきます。
データ転送の構成単位のことをフレームといいますが、伝送路にフレームが流れていないことを確認してから送信する方式をCMSA/CD方式といいます。
OSI基本参照モデルの7階層と対比しながら通信プロトコルについてをまとめていきます。
インターネットで使われているプロトコルであるTCPおよびIPと、OSI基本参照モデルの7階層との関係は次のようになります。
ARP など、TCP/IPネットワークにおいて使用されるデータリンク層レベルのプロトコルの役割や機能をまとめています。 またPPPoEブリッジ機能などの解説しています。
サブネットマスクとは何かや計算方法、ブロードキャストアドレスへICMP(Pingコマンド)を実行するとどうなる?などの話題も含めて、ネットワーク層のプロトコルについてまとめています。
TCPとUDPの役割、機能、使い分けなどトランスポート層のプロトコルについてまとめています。
HTTP、SMTP、POP、FTP、DNS などの役割、機能、IMAPとPOPの違いなどアプリケーション層のプロトコルについてまとめています。
LANとWANのインタフェースについてまとめていきます。
無線LANとは、無線LANとは、LANケーブルでつなぐ有線のLAN(ローカルエリアネットワーク)を無線通信で実現したLANのことです。 無線LANとはどのようなものか、無線LANの認定規格の1つのWI-FI(無線LANのアダプタのブランド名)中心に11ad、11axなどのIEEEの規格、セキュリティについてまとめています。
ネットワーク運用管理、snmp、sdnとopenflowの違いなど、ネットワーク運用管理およびネットワーク管理のためのツール、プロトコルの機能、仕組み、利用法をテーマに知識をまとめています。
インターネットやイントラネットなどネットワーク応用について見ていきます。
インターネットでのネットワークの応用について見ていきます。
電子メールシステムはメールサーバとメールクライアントで構成されており、送信したメールはメールサーバからメールサーバへリレー方式で配送される仕組みです。 電子メールの全般的知識、メールサーバの仕組み、MTAなどについてまとめています。
Webとは、World Wide Webを略して出来た用語でインターネットという世界規模のネットワーク上で利用できるシステムです。 読み方は「ウェブ」です。Webについてまとめています。
イントラネットとは、一般的に社内ネットワークの意味で、インターネットと区別するために「社内イントラネット」と呼ばれる言葉です。 似たような意味にとらえられがちなVPNとの違いなどイントラネットについてまとめています。
代表的な通信サービスの種類、特徴、機能、利用条件、サービス選択上の留意事項など通信サービスについて見ていきます。
LTE、キャリアアグリゲーションの意味など、モバイルシステムについてまとめています。
モバイル通信サービスについての用語の意味を見ていきます。
仮想移動体通信事業者(MVNO)は、 他の事業者の移動体通信網を借用して、自社ブランドで通信サービスを提供します。
LTEは、Long Term Evolutionの略で第3世代携帯電話よりも高速なデータ通信が可能な携帯電話の無線通信規格を意味する用語です。
LTEは次の三つの特徴をもちます。
5Gは、LTEよりも通信速度が高速なだけでなく、より多くの端末が接続でき、 通信の遅延も少ないという特徴をもつ移動通信システムです。
キャリアアグリゲーションは、複数の異なる周波数帯の電波を束ねることによって、無線通信の高速化や安定化を図る手法を意味する用語です。
SIMカードは、携帯電話機などに差し込んで使用する、電話番号や契約者IDなどが記録されたICカードです。
モバイルシステム構成要素についての用語の意味を見ていきます。
基地局は、無線局の種別の一つで陸上移動局と通信する陸上の移動しない無線局を意味する言葉です。
携帯端末は、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどの通信端末を意味する言葉です。
テザリングは、通信端末を内蔵した携帯端末を外付けモデムのように用いて、他のコンピューターなどをインターネットに接続することを意味する言葉です。
モバイル通信技術についての用語の意味を見ていきます。
ローミングは、契約している通信事業者のサービスを、利用契約していないほかの通信事業者の設備を使って受けられるようにすることを意味する言葉です。
MIMOは、無線通信において、送信機と受信機の双方で複数のアンテナを使い、通信品質を向上させることを意味する言葉です。
LPWAは、Low Power Wide Areaの略で、 一般的な電池で数年以上の運用が可能な省電力性と、最大で数十kmの通信が可能な広域性を有するといった特徴のある、 IoTシステム向けに使われる無線ネットワークです。
以下ではモバイルシステムに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
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