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イントラネットとは、一般的に社内ネットワークの意味で、インターネットと区別するために「社内イントラネット」と呼ばれる言葉です。似たような意味にとらえられがちなVPNとの違いなどイントラネットについてまとめています。
この記事の目次です。
1. イントラネットの意味
2. VPN
3. 相手固定接続
4. サブネットワークとサブネットマスク
5. プロキシサーバ
イントラネットに関連したIPA情報処理試験の過去問
もっと知識を広げるための参考
更新履歴
イントラネットとは、企業内に閉じられたネットワークのことで、一般的にインターネットと区別するために「社内イントラネット」と呼び、社内ネットワークの意味で使われる言葉です。 インターネットの技術を企業内ネットワークの構築に応用したネットワークです。
VPNは、Virtual Private Networkの略で、 公衆ネットワークなどを利用して構築された、専用ネットワークのように使える仮想的なネットワークです。
VPNの特徴としては、以下があげられます。
公衆ネットワークなどを利用するが、あたかも自社専用ネットワークのように使うことができる。
イントラネットとVPNは両方ともインターネットを含まないネットワークです。 またVPNもイントラネットで使用する場合があります。
イントラネットとVPNの違いは、イントラネットは社内に閉じたネットワークの状態を意味する言葉で1拠点のLANのネットワークも含みます。 VPNは遠く離れた拠点と拠点をつないだネットワークであるWANを実現するネットワーク形態の1つです。 たとえば、A社とB社でVPN接続した場合、エクストラネットと呼ばれますのでイントラネットではなくなります。
相手固定接続とは、PVC(Permanent Virtual Circuit)のことで、通信サービスの申込時などに固定的に相手先を指定する方式です。 パケットごとに宛先を指定せずに通信することができ、通信のたびに接続の確立・切断を行う必要がないため効率的で高速な通信が可能です。
ネットワーク内にさらに小さなネットワークを作ることがあります。これをサブネットワークといいます。 サブネットマスクとは、英語でsubnet maskといい、32ビットのIPアドレスの内、どこまでがサブネットワークのアドレスかを示す値です。
IPネットワークにおいて、二つのLANセグメントを、ルータを経由して接続、 ルータの各ポート及び各端末のIPアドレスを図のとおりに設定し、サブネットマスクを全ネットワーク共通で255.255.255.128とし、 ルータの各ポートのアドレス設定を正しいとした場合の各端末のIPアドレスの設定について見ていきます。
172.16.0.1のサブネットは、172.16.0.1とサブネットマスク(255.255.255.128=11111111 11111111 11111111 10000000) のANDの値が、172.16.0.0になる値で 172.16.0.0~172.16.0.127の間となります。ただし、最小値と最大値は特殊な用途のため、172.16.0.1~172.16.0.126になります。
同様に172.16.1.5のサブネットは、172.16.1.1~172.16.0.126になります。
サブネット内に入るのはAとDになり、BとCはそれ以外になります。 AとDは正しくIPアドレスが設定できていますが、BとCは正しくIPアドレスが設定できていないということになります。
プロキシサーバには、内部ネットワーク内のPCに代わってインターネットに接続する役割があります。
以下ではイントラネットに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
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