情報処理のWeb教科書―IPA情報処理試験対策のお供に!
トップ 各試験用の問題と解説 ITパスポート 平成30年春のITパスポート試験
平成30年春のITパスポート試験 午前の過去問と解説を掲載しています。
このページを表示した場合、答えと解説が、表示される設定になっています。 ページ全体の答えと解説の表示、非表示は以下で、個別は各問題のところのリンクで切り替えてください。
このページの目次です。
製品と市場が、それぞれ既存のものか新規のものかで、事業戦略を“市場浸透”、“新製品開発”、“市場開拓”、“多角化”の四つに分類するとき、 “市場浸透”の事例に該当するものはどれか。
【ア】飲料メーカが、保有技術を生かして新種の花を開発する。
【イ】カジュアル衣料品メーカが、ビジネススーツを販売する。
【ウ】食品メーカが、販売エリアを地元中心から全国に拡大する。
【エ】日用品メーカが、店頭販売員を増員して基幹商品の販売を拡大する。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問1
答え 【エ】
成長マトリクスとは、アンゾフによって提唱された戦略立案モデルです。
製品と市場の視点から、事業拡大の方向性を市場浸透・製品開発・市場開拓・多角化に分けて、戦略を検討する事業戦略に利用する手法の1つです。
たとえば、日用品メーカが、店頭販売員を増員して基幹商品の販売を拡大するといった事例が市場浸透の事業戦略の事例になります。
コンピュータなどの情報機器を使いこなせる人と使いこなせない人との間に生じる、 入手できる情報の質、量や収入などの格差を表す用語はどれか。
【ア】ソーシャルネットワーキング
【イ】ディジタルサイネージ
【ウ】ディジタルディバイド
【エ】ディジタルネイティブ
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問2
答え 【ウ】
デジタルデバイドとは、ITを利用できる人たちとそうでない人たちとの間で生じる格差のことをいいます。 コンピュータなどの情報機器を使いこなせる人と使いこなせない人との間に生じる、入手できる情報の質、量や収入などの格差を表す用語です。
一般的な意味としては、高齢者とのIT製品の利用の差が論じられることばです。 企業においてもそういった格差が問題になることがあります。
また情報リテラシーの差などもデジタルデバイドを生む原因となっています。 デジタルデバイドを考慮した普及啓発も重要です。
情報リテラシーの確立、データ活用、普及啓発など、情報システム活用促進、評価についてまとめています。情報リテラシーとはやデジタルデバイドの意味も簡単に解説しています。
ストラテジ系の分野のサイトオリジナル教科書です。ストラテジ系の各分野の解説と情報処理の過去問をマッピングしています。
システムのライフサイクルを、企画プロセス、要件定義プロセス、開発プロセス、運用プロセス、 保守プロセスとしたとき、経営層及び各部門からの要求事項に基づいていたシステムを実現するための システム化計画を立案するプロセスとして、適切なものはどれか。
【ア】開発プロセス
【イ】企画プロセス
【ウ】保守プロセス
【エ】要件定義プロセス
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問3
答え 【イ】
企画プロセスは、経営層及び各部門からの要求事項に基づいていたシステムを実現するための システム化計画を立案するプロセスです。
企画プロセスは、「経営事業の目的、目標を達成するために必要なシステムに関係する要求事項の集合とシステム化の方針、およびシステムを実現するための実施計画を得ること」を目的としており、 経営事業の目的、目標が前提となっています。
企業で将来的に必要となる最上位の業務機能と組織モデルを検討します。
企業の情報システム戦略で明示するものとして、適切なものはどれか。
【ア】ITガバナンスの方針
【イ】基幹システムの開発体制
【ウ】ベンダ提案の評価基準
【エ】利用者の要求の分析結果
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問4
答え 【ア】
経営戦略に沿って効果的な情報システム戦略を策定すること、情報システム戦略に基づいて全体システム化計画や情報化投資計画を策定します。
企業の情報システム戦略では、ITガバナンスの方針を明示します。
DFDの記述例として、適切なものはどれか。
【ア】
【イ】
【ウ】
【エ】
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問5
答え 【イ】
業務プロセスをデータの流れに着目して表現する場合に、DFDが使えます。
DFDとは、Data Flow Diagramの略で、データフローダイアグラムといい、システム間のデータの流れを示す図です。 システム化を図る際にプロセスモデルを表現する方法として、データの流れに着目してモデル化します。
DFDの作成手順は、現物理モデル→現論理モデル→新論理モデル→新物理モデルの順で作成します。
まず現行業務の調査・分析を行い現物理DFDを作成し、次に現行システムの本質をとらえ現論理DFDを作成します。 そして、現行のモデルを元に新システムをモデル化し、新論理DFDを作成します。 最後に作成した新論理DFDを元にマン・マシンインターフェースを設定し、新物理DFDを作成します。
システムのライフサイクルプロセスの一つに位置づけられる、要件定義プロセスで定義するシステム化の要件には、 業務要件を実現するために必要なシステム機能を明らかにする機能要件と、それ以外の技術要件や運用要件などを明らかにする非機能要件がある。 非機能要件だけを全て上げたものはどれか。
a 業務機能間のデータの流れ
b システム監視のサイクル
c 障害発生時の許容復旧時間
【ア】a、c
【イ】b
【ウ】b、c
【エ】c
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問6
答え 【ウ】
要件定義プロセスは、システムのライフサイクルプロセスの一つに位置づけられます。 要件定義プロセスで定義するシステム化の要件には、機能要件と非機能要件があります。
業務要件を実現するために必要なシステム機能を明らかにする機能要件と、それ以外の技術要件や運用要件などを明らかにする非機能要件があります。
例えば、「業務機能間のデータの流れ」は機能要件になります。 非機能要件は「システム監視のサイクル」「障害発生時の許容復旧時間」などのような要件です。
要件定義では、機能要件や非機能要件などの内容を明確化します。
機能要件とは、システムやソフトウェアが実行すべき機能を記述したものです。 利用者の要求を満足するためにシステムやソフトウェアが実現しなければならない機能、業務機能です。
機能要件定義では、業務要件を実現するために必要なシステム機能を明らかにします。機能要件の項目は以下です。
非機能要件とは、性能や連続稼働時間などの制約・品質に関する要求を指します。 機能要件以外の性能、容量、情報セキュリティ、拡張などすべての要件です。
非機能要件定義では、以外の技術要件や運用要件などを明らかにします。非機能要件の項目は以下です。
性別、年齢、国籍、経験などが個人ごとに異なるような多様性を示す言葉として、適切なものはどれか。
【ア】グラスシーリング
【イ】ダイバーシティ
【ウ】ホワイトカラーエグゼンプション
【エ】ワークライフバランス
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問7
答え 【イ】
ダイバーシティは、性別、年齢、国籍、経験などが個人ごとに異なるような多様性を示すことばです。
貸借対照表から求められる、自己資本比率は何%か。
【ア】40
【イ】80
【ウ】125
【エ】150
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問11
答え 【ア】
自己資本比率は、総資本のうちの自己資本の割合のことです。総資本=自己資本+他人資本(負債)です。 計算式は以下です。
自己資本比率 = 総資本 ÷ 自己資本 × 100
自己資本比率が高いほど、負債が少なく経営が安定して潰れにくいとみることができます。
貸借対照表の自己資本比率は、総資本が160+200+240=600になります。 自己資本比率は240÷600×100=40%です。
バリューチェーンの説明として、適切なものはどれか。
【ア】企業が提供する製品やサービスの付加価値が事業活動のどの部分で生み出されているかを分析するための考え方である。
【イ】企業内部で培った中核的な力(企業能力)のことであり、自社独自の価値を生み出す源泉となるものである。
【ウ】製品や市場は必ず誕生から衰退までの流れをもち、その段階に応じてとるべき戦略が異なるとする考え方である。
【エ】全社的な観点から製品又は事業の戦略的な位置づけをして、最適な経営資源の配分を考えようとするものである。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問12
答え 【ア】
バリューチェーン分析とは、基本戦略から1つの戦略を選択するために、企業の競争優位の源泉を分析する手法です。 企業が提供する製品やサービスの付加価値が事業活動のどの部分で生み出されているかを分析するための考え方です。 別名で価値連鎖分析といいます。
バリューチェーン(価値連鎖)は、原材料の調達から製品やサービスが顧客に届くまでの企業活動を、一連の価値(バリュー)の連鎖(チェーン)としてとらえた考え方です。
マイケル・ポーターは、バリューチェーンの概念を、購買物流、製造、出荷物流、マーケティング・販売、サービスの5つの主要活動と全般管理、人事労務管理、技術開発、調達活動の4つに分類しています。
バリューチェーン分析とは、基本戦略から1つの戦略を選択するために、企業の競争優位の源泉を分析する手法です。 バリュー・チェーンとはどのようなものか、またバリューチェーン分析とはどのようなものなのか、マイケルポーターの概念など解説していきます。
経営戦略とは何かから、経営戦略のフレームワークを解説。SWOT分析、PPM分析、バリューチェーン分析、アンゾフの成長マトリックスなど、経営戦略関連の手法についてまとめています。
ストラテジ系の分野のサイトオリジナル教科書です。ストラテジ系の各分野の解説と情報処理の過去問をマッピングしています。
特許法における特許権の存続期間は出願日から何年か。ここで、存続期間の延長登録をしないものとする。
【ア】10
【イ】20
【ウ】25
【エ】30
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問16
答え 【イ】
特許権は、発明の実施を占有する権利です。特許法で保護されています。 存続期間は延長登録をしない場合20年です。
ある業界への新規参入を検討している企業がSWOT分析を行った。分析結果のうち、機会に該当するものはどれか。
【ア】既存事業での成功体験
【イ】業界の規制緩和
【ウ】自社の商品開発力
【エ】全国をカバーする自社の小売店舗網
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問17
答え 【イ】
SWOT分析とは、経営戦略を立てるために、自社の強みと弱み、機会と脅威を分析する手法です。 他の分析手法などの結果をまとめるのに適しており、各種分析のまとめとして用いられます。
SWOTはStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字をとったものです。
内部的な観点で戦略に使える点をあげます。
外部的な観点で戦略に使える点をあげます。
SWOT(Strength,Weakness,Opportunity,Threat:強み,弱み,機会,脅威)分析とは、 読み方は、「すわっとぶんせき」。SWOT分析は、戦略の構築や現状の評価を行うためのフレームワークです。内部の強みと弱み、取り巻く環境での機会と脅威を記述して分析します。
勤務先の法令違反行為の通報に関して、公益通報者保護法で規定されているものはどれか。
【ア】勤務先の監督官庁からの感謝状
【イ】勤務先の同業他社への転職のあっせん
【ウ】通報したことを理由とした解雇の無効
【エ】通報の内容に応じた報奨金
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問18
答え 【ウ】
公益通報者保護法とは、勤務先の法令違反行為の通報に関してなどを規定している法律です。 通報したことを理由とした解雇の無効などを規定しています。
ブレーンストーミングの進め方のうち、適切なものはどれか。
【ア】自由奔放なアイディアは控え、実現可能なアイディアの提出を求める。
【イ】他のメンバの案に便乗した改善案が出ても、とがめずに進める。
【ウ】メンバから出される意見の中で、テーマに適したものを選択しながら進める。
【エ】量よりも質の高いアイディアを追求するために、アイディアの批判を推奨する。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問20
答え 【イ】
ブレーンストーミングとは、参加者のアイディアを批判することなく、アイディアを引き出す技法です。 そのアイディアから新たなアイディアを導き出そうとする創造的問題解決に適した技法です。 もし他のメンバの案に便乗した改善案が出ても、とがめずに進めます。
受発注や決済などの業務で、ネットワークを利用して企業間でデータをやり取りするものはどれか。
【ア】B to C
【イ】CDN
【ウ】EDI
【エ】SNS
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問22
答え 【ウ】
EDIとは、Electronic Data Interchangeの省略したいい方で、電子情報交換と訳されることばです。 各種伝票や帳票、管理資料など企業間取引のためのデータの受け渡しのことをいいます。
受発注や決済などの業務で、ネットワークを利用して企業間でデータをやり取りします。
製品の開発から出荷までの工程を開発、生産計画、製造、出荷とするとき、 FMS(Flexible Manufacturing System)の導入によって省力化、高効率化できる工程として、適切なものはどれか。
【ア】開発
【イ】生産計画
【ウ】製造
【エ】出荷
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問25
答え 【ウ】
FMS(Flexible Manufacturing System)とは、多品種・小ロット生産に対応した、柔軟な生産システムのことをいいます。 製品の開発から出荷までの工程を開発、生産計画、製造、出荷とするとき、FMSの導入によって、省力化、高効率化できる工程は製造工程です。
ストラテジ系の分野のサイトオリジナル教科書です。ストラテジ系の各分野の解説と情報処理の過去問をマッピングしています。
ある商品の前期、当期2期分の売上高と総費用は表のとおりである。 この商品の1期間の固定費は何千円か。 ここで、総費用は固定費と変動費の合計であり、固定費及び売上高に対する変動費の割合は、前期、当期ともに変わらないものとする。
【ア】2,400
【イ】3,000
【ウ】3,600
【エ】4,000
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問27
答え 【イ】
固定費は売上の有無にかかわらず必ずかかる費用です。 変動費は売上の有無で変動する費用です。
変動費の割合が前期と当期ともに変わらない場合、表のある商品の前期、当期2期分の売上高と総費用から固定費を求めてみます。
まず売上だかが1,000千円増えると600千円の総費用が増えています。1,000千円当たり変動する費用が600千円であることがわかります。
1,000千円当たり変動費が600千円かかりますので、前期の売上高の10,000円の場合変動費は6,000千円かかります。
前期の9,000円の総費用から変動費の6,000千円を引くと3,000千円になります。ある商品の固定費は3,000千円とわかります。
技術開発戦略の立案、技術開発計画の策定などを行うマネジメント分野はどれか。
【ア】M&A
【イ】MBA
【ウ】MBO
【エ】MOT
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問28
答え 【エ】
MOTは、Management of Technologyの略で、技術経営と訳されます。 技術開発戦略の立案、技術開発計画の策定などを行うマネジメント分野のことをいいます。
情報システムの導入に当たり、ユーザがベンダに提案を求めるために提示する文書であり、 導入システムの概要や調達条件を記したものはどれか。
【ア】RFC
【イ】RFI
【ウ】RFID
【エ】RFP
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問33
答え 【エ】
提案依頼書(RFP:Request For Proposal)は、情報システムの導入に当たり、ユーザがベンダに提案を求めるために提示する文書です。 導入システムの概要や調達条件を記述します。
ベンダ企業に対し、調達対象システム、提案依頼事項、調達条件などを示したRFPを提示し、提案書、見積書の提出を依頼します。
企業の業務運営におけるPDCAサイクルのうち、業務の実行状況をKPIに基づいて測定、評価するものはどれか。
【ア】P
【イ】D
【ウ】C
【エ】A
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問34
答え 【ウ】
PDCAとは、Plan Do Check Actionの略で、業務プロセスの問題点を洗い出して、目標設定、実行、チェック、修正行動のマネジメントサイクルを適用し、継続的な改善を図る手法です。 企業の業務運営におけるPDCAサイクルでは、C(Check)で業務の実行状況をKPIに基づいて測定、評価します。
システム開発プロジェクトにおけるステークホルダの説明として、最も適切なものはどれか。
【ア】開発したシステムの利用者や、開発部門の担当者などのプロジェクトに関わる個人や組織
【イ】システム開発の費用を負担するスポンサ
【ウ】プロジェクトにマイナスの影響を与える可能性のある事象又はプラスの影響を与える可能性のある事象
【エ】プロジェクトの成果物や、成果物を作成するために行う作業
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問36
答え 【ア】
システム開発プロジェクトにおけるステークホルダは、開発したシステムの利用者や、開発部門の担当者などのプロジェクトに関わる個人や組織です。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにマネジメント系の知識をまとめています。
プロジェクトの特徴として、適切なものはどれか。
【ア】期間を限定して特定の目標を達成する。
【イ】固定したメンバでチームを構成し、全工程をそのチームが担当する。
【ウ】終了時点は決めないで開始し、進捗を見ながらそれを決める。
【エ】定常的な業務として繰り返し実行される。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問44
答え 【ア】
プロジェクトの特徴は期間を限定して特定の目標を達成することです。 プロジェクトは、目的を達成するために実施する有期的な活動で、プロジェクトには開始日と終了日があります。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにマネジメント系の知識をまとめています。
発注したソフトウェアが要求事項を満たしていることをユーザが自ら確認するテストとして、適切なものはどれか。
【ア】受入れテスト
【イ】結合テスト
【ウ】システムテスト
【エ】単体テスト
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問46
答え 【ア】
受入れテストは発注したソフトウェアが要求事項を満たしていることをユーザが自ら確認するテストのことです。
サービスマネジメントをテーマに、入門知識をまとめています。 サービスマネジメントの目的と考え方、サービスマネジメントシステムの確立及び改善、ITIL、代表的なSLA項目やサービスカタログなどITサービスマネジメントについてまとめています。 サービスマネジメント関連の参考書積、情報処理試験の過去問もまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにマネジメント系の知識をまとめています。
プロジェクトにおけるリスクには、マイナスのリスクとプラスのリスクがある。 スケジュールに関するリスク対応策のうち、プラスのリスクへの対応策に該当するものはどれか。
【ア】インフルエンザで要員が勤務できなくならないように、 インフルエンザが流行する前に予防接種を受けさせる。
【イ】スケジュールを前倒しすると全体のコストを下げられるとき、 プログラム作成を並行して作業することによって全体の期間を短縮する。
【ウ】突発的な要員の離脱によるスケジュールの遅れに備えて、 事前に交代要員を確保する。
【エ】納期遅延の違約金の支払に備えて、損害保険に加入する。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問47
答え 【イ】
プラスのリスクとは、良い事象が起こる可能性のことをいいます。
たとえば、「スケジュールを前倒しすると全体のコストを下げられるとき、 プログラム作成を並行して作業することによって全体の期間を短縮する」といった対応策が、 スケジュールに関するリスク対応策のプラスのリスクへの対応策になります。
回避、転嫁、軽減、受容といったPMBOKのリスク区分などプロジェクトリスクマネジメントについてまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにマネジメント系の知識をまとめています。
プロジェクトマネジメントにおけるWBSの作成に関する記述のうち、適切なものはどれか。
【ア】最下位の作業は1人が必ず1日で行える作業まで分解して定義する。
【イ】最小単位の作業を一人ずつ積み上げて上位の作業を定義する。
【ウ】成果物を作成するのに必要な作業を分解して定義する。
【エ】一つのプロジェクトでは全て同じ階層の深さに定義する。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問48
答え 【ウ】
WBSとは、プロジェクトを完了するために必要な全ての作業を書き出し、重層的系統図で表したものです。 WBSは、Work Breakdown Structureの略です。
WBSは、個々の作業量を見積もり、それについての具体的な計画を立て、実行していくための標準的な技法です。 WBSにより、作業の内容や範囲が体系的に整理でき、作業の全体が把握しやすくなります。 また、WBSにあげた1つひとつの作業が完了すれば、プロジェクトが完了します。
WBSは、成果物を作成するのに必要な作業を分解して定義する必要があります。
ITにおけるWBSとは何かなど、プロジェクトスコープマネジメントについてまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにマネジメント系の知識をまとめています。
ITガバナンスの説明として、適切なものはどれか。
【ア】ITサービスの運用を対象としたベストプラクティスのフレームワーク
【イ】IT戦略の策定と実行をコントロールする組織の能力
【ウ】ITや情報を活用する利用者の能力
【エ】各種手続きにITを導入して業務の効率化を図った行政機関
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問49
答え 【イ】
ITガバナンスとは、IT戦略の策定と実行をコントロールする組織の能力です。
企業などが競争力を高めることを目的として取り組みます。 情報システム戦略を策定し、戦略実行を統制する仕組みを確立するための取組です。
システム監査、情報セキュリティ監査、ソフトウェア資産管理などITガバナンスを実現するための取組があります。 また、IT ガバナンスの評価のために使用されるフレームワークもあります。
ITガバナンスとは何か、意味や目的、フレームワークのCOBITなどについてまとめています。
監査証跡やエディットバリデーションチェックとは何かなど、システム監査および内部統制の知識をまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにマネジメント系の知識をまとめています。
プロジェクトマネジメントの知識エリアには、プロジェクトコストマネジメント、 プロジェクトスコープマネジメント、プロジェクト品質マネジメント、プロジェクトリスクマネジメントなどがある。 プロジェクト品質マネジメントで行う活動として、適切なものはどれか。
【ア】成果物の受入れ基準などを遵守するために、必要な作業の手順や達成の度合いを測る尺度を定めて管理する。
【イ】プロジェクトが予算内で完了できるように管理する。
【ウ】プロジェクトにマイナスの影響を及ぼす潜在的な事象を特定し、分析した上で、 対応策を策定し、監視とコントロールを行う。
【エ】プロジェクトの成功のために実施する必要がある作業を定義し、管理する。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問50
答え 【ア】
プロジェクト品質マネジメントは、プロジェクトが取り組むニーズを満足させることを目的します。 そして、品質方針、目標、責任を定め、それらを達成するために、必要なプロセスを実施していきます。
プロジェクト品質マネジメントで行う活動は、成果物の受入れ基準などを遵守するために、必要な作業の手順や達成の度合いを測る尺度を定めて管理します。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにマネジメント系の知識をまとめています。
SSL/TLSによる通信内容の暗号化を実現させるために用いるものはどれか。
【ア】ESSID
【イ】WPA2
【ウ】サーバ証明書
【エ】ファイアウォール
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問57
答え 【ウ】
SSL/TLSとは、データを暗号化して送受信するプロトコル(通信手順)、技術を意味する言葉です。 SSL/TLSによる通信内容の暗号化を実現させるためにサーバ証明書を用います。
ハブと呼ばれる集線装置を中心として、放射状に複数の通信機器を接続するLANの物理的な接続形態はどれか。
【ア】スター型
【イ】バス型
【ウ】メッシュ型
【エ】リング型
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問58
答え 【イ】
スター接続は、ハブと呼ばれる集線装置を中心として、放射状に複数の通信機器を接続するLANの物理的な接続形態のことをいいます。
電子メールに関する記述として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 電子メールのプロトコルには、受信にSMTP、送信にPOP3が使われる。
b メーリングリストによる電子メールを送信すると、その宛先には全ての登録メンバのメールアドレスが記述されている。
c メール転送機能を利用すると、自分名義の複数のメールアドレス宛に届いた電子メールを 一つのメールボックスに保存することができる。
【ア】a
【イ】a、c
【ウ】b
【エ】c
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問59
答え 【エ】
電子メールとは、electronic mailの略で、Eメールのことをいいます。 一般的にメールと言えば電子メールのことをさします。また、Eメールは電子メールと同義語です。 会話では電子メールということばはあまり使われませんが、技術的な説明では、電子メールということばもよく使われます。
電子メールは、インターネットを中心に、パソコンや携帯、スマートフォンの通信、LANなどのネットワークで使われる機能です。
メールアドレスで指定した相手に、文書のほか、画像、音声などの添付ファイルが送信でき、 メールを送信しておけば、受信側は留守番電話のように自分の好きなときにネットにアクセスしてメールを読むことができます。
メールアドレスは、「アカウント名+@+ドメイン名」の形式になっているメールの送信先の場所を表すものです。 アカウントは、メールサーバに登録されているメールアカウントです。ドメイン名は、メールサーバ―のドメイン名になります。
メーリングリストによる電子メールを送信すると、 宛先にはメーリングリスト宛ての代表電子メールアドレスを記述するだけで、 全ての登録メンバのメールアドレスにまとめて送信できます。
メール転送機能を利用すると、自分名義の複数のメールアドレス宛に届いた電子メールを 一つのメールボックスに保存することができます。
メールサーバとは、メールの送信とメールの保管などを管理するソフトウェアやそれが置かれているコンピュータのことをいいます。
メールクライアントはメールサーバへ向けてメール送信の要求を送ったり、メールサーバに保管されている受信メールをダウンロードする機能を備えたクライアントで、OutolookやThandarbirdなどのメーラーソフトのことをさします。
電子メールは、gmailやyahooメール、プロバイダーや携帯会社が提供するメールサーバ―を経由して、相手側が利用するメールサーバーにバトンを渡すようにして送られます。
電子メールのプロトコルには、送信にSMTP、受信にPOP3、IMAPなどが使われます。
情報セキュリティリスクへの対応には、リスク移転、リスク回避、リスク受容及びリスク低減がある。 リスク受容に該当する記述はどれか。
【ア】セキュリティ対策を行って、問題発生の可能性を下げること
【イ】特段の対応は行わずに、損害発生時の負担を想定しておくこと
【ウ】保険などによってリスクを他者などに移すこと
【エ】問題の発生要因を排除してリスクが発生する可能性を取り去ること
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問61
答え 【イ】
情報セキュリティの対策におけるリスク受容とは、特段の対応は行わずに、損害発生時の負担を想定しておくことです。
1台のコンピュータを論理的に分割し、それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトを実行させ、 あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているかのように見せる技術として、最も適切なものはどれか。
【ア】NAS
【イ】拡張現実
【ウ】仮想化
【エ】マルチブート
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問62
答え 【ウ】
1台のマシン上で複数の仮想的なマシンを動作させる技術のことを サーバ仮想化(server virtualization)あるいは単に仮想化といいます。
仮想化は、あたかも複数のコンピュータが同時に稼働しているかのように見せる技術です。 1台のコンピュータを論理的に分割し、それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトを実行させます。 それぞれの仮想的なマシンには別々のOSやアプリケーションソフトを動作させることができます。
パスワード管理に関する記述のうち、適切なものはどれか。
【ア】業務システムで使用しているパスワードを、私的なインターネットサービスの利用では使用しない。
【イ】初期パスワードは、システムのログイン操作に慣れるまで変更しない。
【ウ】数個のパスワードを用意しておき、それを使い回す。
【エ】パスワードは、平文のファイルに格納してPCへ保存しておく。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問63
答え 【ア】
辞書アタックなどの攻撃に用いられるパスワードリストは漏洩したパスワードを利用する場合があります。 私的利用のシステムの情報漏洩が発生しないとも限らないです。 業務システムで使用しているパスワードを、私的なインターネットサービスの利用では使用しないようにします。
インターネットでURLが“http://srv01.ipa.go.jp/abc.html”のWebページにアクセスするとき、 このURLの中の“srv01”は何を表しているか。
【ア】“ipa.go.jp”がWebサービスであること
【イ】アクセスを要求するWebページのファイル名
【ウ】通信プロトコルとしてHTTP又はHTTPSを指定できること
【エ】ドメイン名“ipa.go.jp”に属するコンピュータなどのホスト名
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問64
答え 【エ】
URLとは、Web上のコンピュータにある情報資源を特定するための表記方法です。 正式名の「Uniform Resource Locator」の頭文字をとって「ユーアールエル」と呼びます。
URLは、「アクセス手段」+「://」+「ホスト名」+「:」+「ポート番号」+「ファイルまでのパス」と書きます。
アクセス手段には「http」や「https」などのプロトコル名を指定します。
通信時のデータ受け渡し方のルールのことです。
ホスト名は、ネットワークに接続された機器(ホスト)に付けられた名前のことです。 「www.zealseeds.com」のようなドメイン名や「192.168.10.10」のようなIPアドレスを指定します。
さらに細かくみると、ホスト名は、インターネットでURLが“https://learning.zealseeds.com/abc.html”のWebページにアクセスするとき、 このURLの中の“learning”はドメイン名“zealseeds.com”に属するコンピュータなどのホスト名を表します。
ポート番号は、アクセス手段のデフォルトのポートの場合は省略可能で通常省略されます。 「http」の場合は、80番ポート、「https」の場合は、443番ポートです。
ファイル名のパスは、ツリー構造のディレクトリ、Windowsのフォルダと同じでルート「/」から始まるファイルまでの経路(パス)を指定します。
関係データベースの操作a~bと、関係演算の適切な組合せはどれか。
a 指定したフィールド(列)を抽出する。
b 指定したレコード(行)を抽出する。
c 複数の表を一つの表にする。
【ア】a 結合、 b 射影、 c 選択
【イ】a 射影、 b 結合、 c 選択
【ウ】a 射影、 b 選択、 c 結合
【エ】a 選択、 b 射影、 c 結合
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問65
答え 【ウ】
関係演算には、選択、射影、結合などがあります。
選択とは、条件を満たす行を抽出することをいいます。指定したレコード(行)を抽出します。
射影とは、条件を満たす列を抽出することをいいます。指定したフィールド(列)を抽出します。
結合とは、同じ値を持つ列について複数の表を結合することをいいます。複数の表を一つの表にします。
PCで電子メールの本文に記載されていたURLにアクセスしたところ、 画面に図のメッセージが表示され、PCがブロックされてしまった。これは、何による攻撃か。
【ア】キーロガー
【イ】スパイウェア
【ウ】ボット
【エ】ランサムウェア
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問66
答え 【エ】
ランサムウェアは、マルウェアの一種で、感染したコンピュータは、利用者のシステムへのアクセスを制限されます。 そして、この制限を解除するため、被害者がマルウェアの作者に身代金(ransom、ランサム)を支払うよう要求されます。
ランサムウェアとは、PC内のファイルを暗号化して使用不能にし、復号するためのキーと引換えに金品を要求するソフトウェアです。 Wannacry(読み方:ワナクライ)など、ランサムウェアとはどのようなものかわかりやすく解説をまとめています。
マルウェア・不正プログラムとはどのようなものかをテーマに、マルウェアの挙動やランサムウェア、ボット、mirai、pentyaなどの種類についてまとめています。
情報セキュリティを考えるうえで、まずは、どのような脅威があるか理解しておく必要があります。 脅威の種類、マルウェアとコンピュータウイルスの種類を見ていきます。 またPCやスマホの感染時の駆除方法も補足していきます。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
電子メールで使用されるS/MIMEの説明として、適切なものはどれか。
【ア】Webサイト上で電子メールの送受信を行うことで、利用者がWebブラウザから利用できるサービスである。
【イ】電子証明書を使用して、メールソフト間で電子メールを安全に送受信するための規格である。
【ウ】メールサーバ間で電子メールを転送するためのプロトコルである。
【エ】メールソフトが電子メールを送受信するためのプロトコルである。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問69
答え 【イ】
S/MIMEは、電子証明書を使用して、メールソフト間で電子メールを安全に送受信するための規格です。 Secure MIMEの略で、読み方は「エスマイム」です。
S/MIMEとは電子証明書を使用して、メールソフト間で電子メールを安全に送受信するための規格です。読み方や意味、暗号方式などS/MIMEについて説明しています。
IPSec、SSL/TLS、SSHなど通信データの盗聴、不正接続を防ぐセキュアプロトコルについてまとめています。IPSecのトンネルモードやTLSハンドシェイクなどの情報も補足しています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
ISMSにおけるリスク分析に関する記述として、適切なものはどれか。
【ア】異なる情報資産について、脅威と脆弱性のレベルが同じであれば、 その資産価値が小さいほどリスク値は大きくなる。
【イ】システムの規模や重要度にかかわらず、全てのリスクを詳細に分析しなければならない。
【ウ】電子データは分析の対象とするが、紙媒体のデータは対象としない。
【エ】リスクの内容は業界や業種によって異なることから、対象とする組織に適した分析手法を用いる。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問70
答え 【エ】
リスクの内容は業界や業種によって異なることから、対象とする組織に適した分析手法を用います。
ISMSは、組織体における情報セキュリティ管理の水準を高め、維持し、改善していく仕組みです。ISMSの読み方や基本方針など、ISMSとはどのようなものかまとめています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
ノートPCやタブレット端末などに接続して利用する機能拡張用の機器であり、 シリアルポートやパラレルポート、HDMI端子、LAN端子などの複数種類の接続端子をもつものはどれか。
【ア】PS/2ポート
【イ】USBハブ
【ウ】拡張スロット
【エ】ポートリプリケータ
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問71
答え 【エ】
ポートリプリケータは、ノートPCやタブレット端末などに接続して利用する機能拡張用の機器です。 シリアルポートやパラレルポート、HDMI端子、LAN端子などの複数種類の接続端子があります。
ブログの機能の一つで、ある記事から別の記事にたいしてリンクを設定すると、 リンク先となった別の記事からリンク元となった記事へのリンクが自動的に設定される仕組みのことをなんと呼ぶか。
【ア】RSS
【イ】トラックバック
【ウ】バックログ
【エ】パンくずリスト
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問73
答え 【イ】
ブログの機能の一つで、ある記事から別の記事にたいしてリンクを設定すると、 リンク先となった別の記事からリンク元となった記事へのリンクが自動的に設定される仕組みのことトラックバックといいます。
32ビットCPU及び64ビットCPUに関する記述のうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 32ビットCPUと64ビットCPUでは、64ビットCPUの方が取り扱えるメモリ空間の論理上の上限は大きい。
b 64ビットCPUを搭載したPCで動作する32ビット用のOSはない。
c USBメモリの読み書きの速度は、64ビットCPUを採用したPCの方が32ビットCPUを採用したPCよりも2倍速い。
【ア】a
【イ】a、b
【ウ】b、c
【エ】c
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問74
答え 【ア】
プロセッサのアーキテクチャによって、プロセッサが 1 命令で処理するデータサイズに違いがあります。
また、CPUの方が取り扱えるメモリ空間の論理上の上限にも違いがあります。 たとえば、32ビットCPUと64ビットCPUでは、64ビットCPUの方が取り扱えるメモリ空間の論理上の上限は大きいです。
OSS(Open Source Softwere)であるWebブラウザはどれか。
【ア】Apache
【イ】Firefox
【ウ】Linux
【エ】Thunderbird
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問78
答え 【イ】
オープンソースソフトウェア(OSS)とは、 ソースコードをインターネットなどを通じて無償で公開し、だれでもそのソフトウェアの改良、再配布が行えるようにすること、 あるいは、そのようなソフトウェアのことをいいます。 OSSは、Open Source Software、略です。
OSSは様々な種類のソフトウェアがあります。 サーバに使用するOSやミドルウェア、クライアントで使用するアプリケーションなどたくさんあります。
アプリケーションの種類とそれに使用されるオープンソースソフトウェアには、たとえば以下のようなソフトウェアがあります。
Firefoxなどがあります。
Thunderbirdなどがあります。
サーバの種類とそれに使用されるオープンソースソフトウェアには、たとえば以下のようなソフトウェアがあります。
Linuxなどがあります。
Apache、Nginxなどがあります。
Unix系OSやサーバに使用されるソフトウェアなどOSSとは何かなど、オープンソースソフトウェアについてまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
認証に用いられる情報a~dのうち、バイオメトリクス認証に利用されるものだけを全て挙げたものはどれか。
a PIN(Personal Identification Number)
b 虹彩
c 指紋
d 静脈
【ア】a、b、c
【イ】b、c
【ウ】b、c、d
【エ】d
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問79
答え 【ウ】
バイオメトリクス認証とは、生体認証のことです。 生体認証には、虹彩、指紋、静脈、網膜などが用いられます。
稼働率0.9の装置を2台直列に接続したシステムに、同じ装置をもう1台追加して3台直列のシステムにしたとき、 システム全体の稼働率は2台直列のときを基準にすると、どのようになるか。
【ア】10%上がる。
【イ】変わらない。
【ウ】10%下がる。
【エ】30%下がる。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問80
答え 【ウ】
以下は、直列の場合の稼働率の公式です。
たとえば、稼働率0.9の装置を2台直列に接続したシステムの場合は0.9×0.9=0.81になります。 3台直列にした場合は、0.81×0.9=0.729になります。
JPCERTコーディネーションセンターと情報処理推進機構(IPA)が共同運営する JVN(Japan Vulnerablility Notes)で、“JVN#12345678”などの形式の識別子を付けて 管理している情報はどれか。
【ア】OSSのライセンスに関する情報
【イ】ウイルス対策ソフトの定義ファイルの最新バージョン情報
【ウ】工業製品や測定方法などの規格
【エ】ソフトウェアなどの脆弱性関連情報とその対策
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問82
答え 【エ】
JVN(Japan Vulnerablility Notes)は、 JPCERTコーディネーションセンターと情報処理推進機構(IPA)が共同運営している脆弱性対策情報ポータルサイトです。 JVNでは、“JVN#12345678”などの形式の識別子を付けて、ソフトウェアなどの脆弱性関連情報とその対策を管理しています。
不正アクセスによる被害受付の対応、再発防止のための提言、セキュリティに関する啓発活動などを行うセキュリティ機関があります。 jvn、cryptrec暗号リスト、サイバー情報共有イニシアティブなど情報セキュリティ組織・機関についてまとめています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
デバイスドライバの説明として、適切なものはどれか。
【ア】PCに接続されている周辺機器を制御、操作するためのソフトウェア
【イ】PCの電源投入直後に起動され、OSが動作する前に、 ハードディスクやキーボードなどに対する基本的な入出力ができるようにするソフトウェア
【ウ】動画を含むページを表示するために、Webブラウザに組み込むソフトウェア
【エ】複数のファイルを一つのファイルにまとめたり、まとめたファイルを元に戻したりするソフトウェア
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問83
答え 【ア】
デバイスドライバは、PCに接続されている周辺機器を制御、操作するためのソフトウェアです。
DVD-RやSDカードなどに採用され、ディジタルコンテンツを記録メディアに一度だけ複製することを許容する著作権保護技術はどれか。
【ア】AR
【イ】CPRM
【ウ】HDMI
【エ】HIDI
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問84
答え 【イ】
DVD-RやSDカードなどに採用され、ディジタルコンテンツを記録メディアに一度だけ複製することを許容する著作権保護技術です。
DBMSにおけるインデックスに関する記述として、適切なものはどれか。
【ア】検索を高速に行う目的で、必要に応じて設定し、利用する情報
【イ】互いに関連したり依存したりする複数の処理を一つにまとめた、一体不可分の処理単位
【ウ】二つの表の間の参照整合性制約
【エ】レコードを一意に識別するためのフィールド
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問86
答え 【ア】
DBMSにおけるインデックスは、検索を高速に行う目的で、必要に応じて設定し、利用する情報です。
トランザクションとは、利用者から見たデータベースに対する処理の単位です。 利用者からみた場合は1つのデータベース更新処理ですが、データベースから見れば複数の利用者からの処理依頼があり、 データベースの更新を矛盾なく行う必要があります。 データベースにおけるトランザクションの意味、ACID特性などの解説をまとめています。
データベースの方式、設計、データ操作、トランザクション処理、応用など。データベース関連のオリジナルテキストと情報処理試験の過去問もまとめています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
情報セキュリティ上の脅威であるデロデイ攻撃の手口を説明したものはどれか。
【ア】攻撃開始から24時間以内に、攻撃対象のシステムを停止させる。
【イ】潜伏期間がないウイルスによって、感染させた直後に発症させる。
【ウ】ソフトウェアの脆弱性への対策が公開される前に、脆弱性を悪用する。
【エ】話術や盗み聞きなどによって、他人から機密情報を直ちに入手する。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問87
答え 【ウ】
ソフトウェアの脆弱性への対策が公開される前に、脆弱性を悪用する攻撃のことをゼロデイ攻撃といいます。
IEEE 802.11伝送規格を使用した異なるメーカの無線LAN製品同士で相互接続性が保証されていることを示すブランド名はどれか。
【ア】MVNO
【イ】NFC
【ウ】Wi-Fi
【エ】WPA2
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問88
答え 【ウ】
Wi-Fiは、IEEE 802.11伝送規格を使用した異なるメーカの無線LAN製品同士で相互接続性が保証されていることを示すブランド名です。
無線通信におけるLTEの説明として、適切なものはどれか。
【ア】アクセスポイントを介さずに、端末同士で直接通信する無線LANの通信方法
【イ】数メートルの範囲内で、PCや周辺機器などを接続する小規模なネットワーク
【ウ】第3世代携帯電話よりも高速なデータ通信が可能な、携帯電話の無線通信規格
【エ】電波の届きにくい家庭やオフィスに設置する、携帯電話の小型基地局システム
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問89
答え 【ウ】
LTEは、第3世代携帯電話よりも高速なデータ通信が可能な、携帯電話の無線通信規格です。
シングルサインオンの特徴として、適切なものはどれか。
【ア】データの処理や保存などがサーバ側で行われ、端末内にデータが残らないで、情報漏えい対策として効果的である。
【イ】データを保存するときに、データは複数のディスクに自動的に分散配置されるので、可用性が高い。
【ウ】パスワードに加えて指紋や虹彩による認証を行うので、機密性が高い。
【エ】利用者は最初に1回だけ認証を受ければ、許可されている複数のサービスを利用できるので、利便性が高い。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問91
答え 【エ】
シングルサインオンは、利用者は最初に1回だけ認証を受ければ、許可されている複数のサービスを利用できるので、利便性が高いという特徴のある認証です。
ISMSにおける情報セキュリティ方針に関する記述として、適切なものはどれか。
【ア】企業の現状とは切り離して、目標とする理想形を記述するのがよい。
【イ】周知は情報セキュリティ担当者だけに限定するのがよい。
【ウ】トップマネジメントが確立しなければならない。
【エ】適用範囲が企業体であっても、部門単位で制定するのがよい。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問93
答え 【ウ】
ISMSとは、Information Security Management Systemの略で、情報セキュリティマネジメントシステムのことをいいます。 情報セキュリティ対策の指針として、個別の技術対策だけでなく、組織が保護すべき情報資産を機密性、完全性、可用性などの観点からバランスよく維持管理し、改善していくことを目的とした評価基準です。
ISMSにおける情報セキュリティ方針は、トップマネジメントが確立しなければなりません。
ISMSは、組織体における情報セキュリティ管理の水準を高め、維持し、改善していく仕組みです。ISMSの読み方や基本方針など、ISMSとはどのようなものかまとめています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
サーバに2台のHDDを接続しているとき、HDDの故障がどちらか片方だけであれば運用が続けられるようにしたい。 使用する構成として、適切なものはどれか。
【ア】ストライピング
【イ】データマイニング
【ウ】テザリング
【エ】ミラーリング
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問94
答え 【エ】
ミラーリングは、コンピューターで、データを保存する際に、同時に複数の記憶装置に書き込むことをいいます。 たとえば、サーバに2台のHDDを接続しているとき、HDDの故障がどちらか片方だけであれば運用が続けられるようにしたいときに使用できる構成です。
情報セキュリティの物理的及び環境的セキュリティ管理策において、 サーバへの電源供給が停止するリスクを低減するために使用される装置はどれか。
【ア】DMZ
【イ】IDS
【ウ】PKI
【エ】UPS
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問95
答え 【エ】
UPSは、Uninterruptible Power Supplyの略で無停電装置のことをいいます。 情報セキュリティの物理的及び環境的セキュリティ管理策において、サーバへの電源供給が停止するリスクを低減するために使用される装置です。
無停電電源装置(UPS)は、情報セキュリティの物理的及び環境的セキュリティ管理策において、 サーバへの電源供給が停止するリスクを低減するために使用される装置です。 メーカーはオムロン、APCなどが有名です。無停電電源装置(UPS)とはどのようなものかをテーマに、CVCFや耐用年数、メーカーなどの情報をまとめています。
情報セキュリティ対策(英語でInformation security measures)は、人的、技術的、物理的セキュリティの側面から対策が必要です。 ビヘイビア検出ソフトも含め、各種セキュリティ対策の概要を把握する一覧としてまとめています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。 またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
ディジタルフォレンジックスの目的として、適切なものはどれか。
【ア】自社システムを攻撃して不正侵入を試みるテストを実施して、脆弱性を発見する。
【イ】情報漏洩などの犯罪に対する法的証拠となり得るデータを収集して保全する。
【ウ】ディジタルデータに対して決定的にウイルスチェックを行い、安全性を確認する。
【エ】パスワード認証方式からバイオメトリックス認証方式に切り替えて、不正侵入のリスクを低減する。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問97
答え 【イ】
情報漏洩などの犯罪に対する法的証拠となり得るデータを収集して保全することをディジタルフォレンジックスといいます。
ディジタルフォレンジックスとは、情報漏洩などの犯罪に対する法的証拠となり得るデータを収集して保全することをいいます。フォレンジックとは何かをテーマに英語や意味の解説、情報処理試験の問題解説などをまとめています。
情報セキュリティ対策(英語でInformation security measures)は、人的、技術的、物理的セキュリティの側面から対策が必要です。ビヘイビア検出ソフトも含め、各種セキュリティ対策の概要を把握する一覧としてまとめています。
情報セキュリティとは何か、情報セキュリティのテキストコンテンツをテーマに知識をまとめています。またIPAの情報処理試験の情報セキュリティ関連の問題も解説しています。
情報処理試験対策用のサイトオリジナル教科書をテーマにテクノロジ系の知識をまとめています。
複数の異なる周波数帯の電波を束ねることによって、無線通信の高速化や安定化を図る手法はどれか。
【ア】FTTH
【イ】MVNO
【ウ】キャリアアグリゲーション
【エ】ハンドオーバ
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 公開問題 問99
答え 【ウ】
キャリアアグリゲーションは、複数の異なる周波数帯の電波を束ねることによって、無線通信の高速化や安定化を図る手法です。
Copyright (C) 2010-2023 情報処理のWeb教科書. All Rights Reserved. Loarding…