情報処理のWeb教科書―IPA情報処理試験対策のお供に!
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ゼロデイ脆弱性の意味など、ゼロデイ攻撃とは何かをテーマに情報をまとめています。
この記事の目次です。
1. ゼロデイ攻撃とは
2. ゼロデイ攻撃の特徴
3. ゼロデイ攻撃の対策
4. ゼロデイ脆弱性とは
5. ゼロデイ脆弱性のニュース/事例
6. IPAの最新のレポートの入手方法
ゼロデイ攻撃に関連したIPA情報処理試験の過去問題
もっと知識を広げるための参考
更新履歴
ゼロデイ攻撃とは、OSやミドルウェアなどのソフトウェアの脆弱性が発見され、修正パッチなどの対策が公開される前に、発見された脆弱性を悪用する攻撃のことをいいます。
ゼロデイ攻撃のイメージです。
イメージのようにゼロデイ脆弱性に対してセキュリティパッチが提供される前に当該脆弱性を悪用して攻撃します。
ゼロデイ攻撃は、まだ対策が施されていない無防備な状態のゼロデイ脆弱性を利用した攻撃で、 ゼロデイ攻撃の特徴は「ソフトウェアの脆弱性への対策が公開される前に、脆弱性を悪用する点」、 「脆弱性に対してセキュリティパッチが提供される前に当該脆弱性を悪用して攻撃する点」があげられます。
IPA情報処理試験の問題でも出てきますが、ゼロデイ攻撃の特徴の1つとして「ソフトウェアの脆弱性への対策が公開される前」という特徴があります。
同様にIPA情報処理試験の問題では、特徴1を言い換える形で「セキュリティパッチが提供される前」という表現で特徴を問う問題を取り上げています。
ゼロデイ攻撃の対策としては以下が挙げられます。
ゼロデイ攻撃の特徴として、流通しているソフトウェアに起因するものなので、ソフトウェアの種別やバージョンが特定されないようにすることで攻撃が受けにくなります。
アクセス制限や1つの対策箇所に複数の対策を適用するなど、万が一脆弱性がつかれて攻撃を受けても被害が広がりにくくするように1つが破られても大丈夫なように対策します。
ゼロデイ脆弱性はゼロデイ攻撃につながるセキュリティパッチが提供される前の当該脆弱性を意味することばです。
セキュリティパッチが公開されて対策が取られた日をワンデイ(1日目)とした場合、それより前の日をゼロデイ(0日目)とし、 脆弱性発見から0日目はセキュリティパッチなどがないことを表現し、ゼロデイと呼ばれます。
ゼロデイ脆弱性のニュース/事例を上げてみました。
2020年4月22日 にiPhoneのデフォルトメールアプリ(Mail)にゼロデイ脆弱性が見つかったと報じられました。
このゼロデイ脆弱性は、メールを送信することで不正なソフトをiPhoneにインストールすることができてしまうという脆弱性です。
AppleがiOSの最新ベータ版で修正していますが、既存版では修正していないとのことでした。
参考)https://www.wsj.com/articles/apple-iphone-may-be-vulnerable-to-email-hack-11587556802
IPAでゼロディ脆弱性やゼロディ攻撃の情報を発信しています。 情報処理試験にも出題されますのでチェックしてみてください。
各種ベンダーなどから報告のあった脆弱性情報はJVN(Japan Vulnerability Notes)に集約して公開されています。 とても便利なシステムですので、朝業務前にチラ見するなどしてチェックしてみてはいかがでしょうか。
JVN)http://jvn.jp/
新着のゼロディ攻撃などの情報はIPAにてメール配信も行っています。 こちらも活用したいツールです。
IPA 新着情報メール配信)http://www.ipa.go.jp/about/mail/
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