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マルチタスク、プリエンティブの意味、OSのタスク管理の機能に関連した多重(マルチ)プログラミング(マルチタスク)とスケジューリングに関連したタスクを切り替える方式やスケジューリング方式についてまとめています。
この記事の目次です。
2. 多重(マルチ)プログラミング(マルチタスク)とスケジューリング
タスクとジョブステップ、スレッドとの関係などタスクと状態遷移について見ていきます。
スレッドとは、プロセスをさらに細分化した並列処理単位のことをいいます。 スレッドの方式は、シングルスレッド、マルチスレッドに分類できます。
シングルスレッドとは、並列処理などを行わずにすべての処理を逐次に行う方式です。
マルチスレッドとは、スレッドを複数生成し、並行して複数の処理を行う方式です。 複数のクライアントからの要求を効率よく処理するために、マルチスレッドが利用されます。 一つのアプリケーションプログラムを複数の処理単位に分けて、それらを並列に処理します。
以下ではスレッドに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
スケジューリングの方法、特徴、スケジューリングにおけるトリガと優先順位などタスクのスケジューリングの代表的な方式についてまとめていきます。
はじめにマルチタスクとは何か簡単に見ていきます。
マルチタスクは複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することを意味することばです。 ITにおけるマルチタスクの意味としては、複数のプログラムを同時に実行することを意味します。
スケジューリング方式の「プリエンプティブ」と「ノンプリエンプティブ」について見ていきます。
プリエンプティブは英語のpreemptiveのことで「先手を取る、先制攻撃の」「先買の、先買権のある」という意味の形容詞です。
プリエンプティブ方式とは、実行中のタスクを終了させることなく、別のタスクに切り替えて実行する方式です。 タスクを順繰りに割り振っていきます。この方式をラウンドロビンといいます。 なお、プリエンプティブ方式を実現するには、OSがプロセスを強制的に切り替えて実行する機構が必要になります。
ノンプリエンプティブ方式とはは、一つのタスクの実行が終了するまで、別のタスクに切り替えることなく実行する方式です。 プロセスの実行順序は実行可能状態になった順番に処理されるため到着順になります。
以下ではプリエンプティブとノンプリエンプティブに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
待ち行列状態にあるタスクをどのような順位で処理するかを決める方法の1つに優先度方式があります。 優先度方式とは、各タスクに優先度をあたえ、優先度の高いタスクからCPU使用権をあたえる方式です。
ラウンドロビンとは何か、テニスやボーリングなどで使われる意味から、やさしくOSのタスクスケジューリング方式について解説していきます。
オペレーティングシステムとは、OSのことですが、種類と特徴、機能、タスク管理などOSとはどのようなものかついてまとめています。
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