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マーケティング―製品・価格戦略。コモディティ化とは?意味と対義語など。

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コモディティ化とは何かを中心に、コモディティ化の意味や対義語から製品戦略や価格戦略など、マーケティング戦略についての知識をまとめています。

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目次

この記事の目次です。

1. マーケティング理論

2. マーケティング戦略

3. マーケティング手法

マーケティングに関連したIPA情報処理試験の過去問

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1. マーケティング理論

マーケティング分析などマーケティング理論について見ていきます。

マーケティング分析

マーケティングでは、市場規模、顧客ニーズ、自社の経営資源、業績、競合関係などの分析を行うこと、 その考え方、及び市場調査で用いられる代表的な調査、分析手法を理解することが重要です。

3C分析

3C分析は、Customer,Competitor,Companyの略で事業環境の分析などに用いられます。

3C分析の特徴

3C分析の特徴は顧客、競合、自社の三つの観点から分析する点です。

マクロ環境分析

一般消費者向けの製品を製造している会社が新製品の開発に当たって、 市場を取り巻くマクロ環境を政治、経済、社会、技術の観点について分析することにした場合、 このときに収集すべき情報として、我が国の高齢化率等があげられます。

ポジショニング

マーケティング戦略の策定において、自社製品と競合他社製品を比較する際に、 差別化するポイントを明確にすることをポジショニングといいます。

マーケティングミックス

マーケティングミックスでは、売り手から見た要素は4P、買い手から見た要素は4Cと呼ばれます。

2. マーケティング戦略

製品戦略や価格戦略などマーケティング戦略について見ていきます。

製品戦略

コモディティ化ということばから始め、PLC(Product Life Cycle:製品ライフサイクル)の各段階の特徴を見ていきます。

コモディティ化とは?

コモディティ化とは、高付加価値商品の市場価値が低下して、どの商品も代り映えのない商品と化すことをいいます。

コモディティ化の意味

マルクス経済用語で、汎用品化ともいい、技術の成熟などによって、他社製品との差別化が価格以外の点で困難になることを意味することばです。

コモディティは、一般化したため差別化が困難となった製品やサービスのことを意味することばです。 本来は、麦やトウモロコシなどの農産物、金属や石油などの原材料・エネルギーなど元々差別化が行いにくい商品をいいました。

しかし、成熟市場においては、本来差別化されるべき商品にも、差別化が困難な状況が見られます。 このような状況をコモディティ化というようになりました。

コモディティ化を前提にマーケティングを行うといった考え方があります。

コモディティ化の対義語

コモディティ化の対義語は、ブランド化です。

対義語は、意味が反対となる語や、意味が対照的になっている語のことをいいます。

コモディティ化を前提にしたブランド化戦略なども議論されています。

PLM(Product Life cycle Management)

コモディティのように製品戦略にとってプロダクトライフサイクルの理解が重要です。 プロダクトライフサイクルのマネジメントのことをPLM(Product Life cycle Management)といいます。

プロダクトライフサイクル

プロダクトライフサイクルとは、製品が市場に投入されてから、次第に売れなくなり姿を消すまでのプロセスのことをいいます。

一般的に、プロダクトライフサイクルのプロセスは、「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つであらわされます。

導入期

導入期は、需要は部分的で、新規需要開拓が勝負となる段階です。 特定ターゲットに対する信念に満ちた説得が必要です。

成長期

成長期は、市場が商品の価値を理解し始める段階です。 商品ラインもチャネルも拡大しなければなりません。 この時期は売上も伸びるが、投資も必要です。

成長期の特徴

プロダクトライフサイクルにおける成長期の特徴は以下です。

成熟期

成熟期は、需要が大きくなり、製品の差別化や市場の細分化が明確になってくる段階です。 競争者間の競争も激化し、新品種の追加やコストダウンが重要となります。

衰退期

衰退期は、需要が減ってきて、撤退する企業も出てくる段階です。 この時期の強者になれるかどうかを判断し、代替市場への進出なども考えます。

価格戦略

商品の価格設定の手法について見ていきます。

コストプラス価格決定法

製造原価又は仕入れ原価に一定のマージンを乗せて価格を決定する価格決定法をコストプラス価格決定法といいます。

ターゲットリターン価格設定

ターゲットリターン価格設定は目標とする投資収益率を実現するように価格を決定します。

3. マーケティング手法

代表的なマーケティング手法の特徴、適した活用場面について触れていきます。

インバウンドマーケティング

自社の商品やサービスの情報を主体的に収集する見込み客の獲得を目的に、 企業がSNSやブログ、検索エンジンなどを利用して商品やサービスに関する情報を発信する。 このようにして獲得した見込み客を、最終的に顧客に転換させることを目標とする マーケティング手法をインバウンドマーケティングといいます。

マーケティングに関連したIPA情報処理試験の過去問

以下ではマーケティングに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。

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