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ディスプレイ装置は、モニターとも呼ばれますが、コンピュータなどの機器から出力される映像を表示する出力装置です。ディスプレイ装置についてまとめています。
この記事の目次です。
1. ディスプレイ装置とは
2. CRTディスプレイ
3. 液晶ディスプレイ
4. プラズマディスプレイ
5. ELディスプレイ
6. ディスプレイ装置に関連したIPA情報処理試験の過去問題
通常のコンピュータシステムでは、画面表示される入力データや処理結果をその場で確認しながら作業を進めます。
ディスプレイは、同じ画像を長時間にわたって映していると、その画像がディスプレイに焼きついてしまうことがあります。 スクリーンセーバは、コンピュータに、キーボードやマウスなどからの入力が一定時間内場合、アニメーションなどを表示します。
画面の大きさは、画面の対角線の長さで表示され、15インチ、17インチ、21インチなどがあります。 画面の解像度は1画面に表示できるドット数を(縦×横)の数値で表し、640×480、800×600、1024×768、1280×1024などがあります。 画面の解像度は年々高くなっていますが、システム開発の標準としては、1024×768を使用するところが多いようです。 中には800×600の解像度を念頭に置いた開発作業もあるようです。 表示内容はVRAM(Video RAM)という専用メモリに記憶されます。 このVRAM容量で解像度や色数が決まります。
テレビと同じ構造のブラウン管を使った陰極線管ディスプレイ装置です。 電子銃から電子ビームを発射し、スクリーン内側の蛍光面に照射して発行させます。 偏光ヨークと呼ばれる電磁石でビームを曲げ、スクリーン全体を走査します。 走査方式には、1回ずつ交互に奇数ラインと偶数ラインを走査するインターレスと、毎回1本ずつ順番に走査するノンインターレスがあります。
電卓、携帯電話などの表示画面に広く利用されているディスプレイ装置です。 材料に使われている液晶は電圧をかけると一方向に整列する性質があり、不透明から透明に変化します。 この性質を利用して、電圧の変化によって光を通すか、遮断するかを制御し、下面を表示します。
アンチエイリアシングは、液晶ディスプレイなどの表示装置において、傾いた直線の境界を滑らかに表示する手法です。
プラズマディスプレイパネルは、2枚のガラスの間でガス放電をさせ、ガラスに塗布した蛍光材を発行させる仕組みのディスプレイです。
2枚のガラス基盤の間にヘリウムやネオンなどのガスを封入し、高電圧をかけて放電することで発光します。 コントラストが高く視野角が広い、高電圧が必要、壁掛けテレビに応用される、といった特徴があります。
電圧をかけると発光する物質を使った表示装置です。 低電力で高い輝度を得ることが出来ます。 硫化亜鉛などの無機物を使ったものを無機ELディスプレイ、ジアミンルイなどの有機物を使ったものを有機ELディスプレイといいます。
以下ではディスプレイ装置に関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
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