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クラウドサービスとは―種類、NISTの定義など。

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クラウドサービスとは何かをテーマに、クラウドサービスの種類、NISTの定義、クラウドサービスの特徴、考え方、留意事項についてまとめています。

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目次

このページの目次です。

1. クラウドサービスとは

2. クラウドコンピューティングとは

3. NISTの定義によるクラウドサービスモデル

4. SaaS(Software as a Service)

5. PaaS(Platform as a Service)

6. IaaS(Infrastructure as a Service)

7. SOA(Service Oriented Architecture)

8. クラウドサービスの利用に切り替えるときの留意点

クラウドサービスに関連したIPA情報処理試験の過去問

もっと知識を広げるための参考

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1. クラウドサービスとは

クラウドサービスとは、クラウドコンピューティングなどの技術を用いて、ネットワーク経由で利用者に提供するサービスのことをいいます。

2. クラウドコンピューティングとは

クラウドコンピューティングとは、コンピュータ資源の提供に関するサービスモデルです。

3. NISTの定義によるクラウドサービスモデル

クラウドに関する用語は、NIST(National Institute of Standards and Technology:米国国立標準技術研究所)の定義による用語が一般的に使われています。

4. SaaS(Software as a Service)

SaaSは、Software as a Serviceの略です。 NISTの定義によるクラウドサービスモデルでは、SaaSの利用者は使うだけを想定したモデルです。

SaaSは、利用者に対して、アプリケーションソフトウェアの必要な機能だけを必要なときに、ネットワーク経由で提供します。

5. PaaS(Platform as a Service)

PaaSは、Platform as a Serviceの略です。 NISTの定義によるクラウドサービスモデルでは、PaaSの利用者はOSの実装は行わず、アプリケーション開発を行います。

PaaS提供側は、サーバやネットワークなどのインフラ設備に加え、OSやミドルウェアを提供します。 利用者は、サービスとして提供されるOSやデータベースシステム、プログラム言語処理系などを組み合わせて利用することができます。

6. IaaS(Infrastructure as a Service)

IaaSは、Infrastructure as a Serviceの略です。

IaaS提供側は、コンピュータシステムを構築および稼動させるための基盤(仮想マシンやネットワークなどのインフラ)そのものを、インターネット経由のサービスとして提供します。 例えば、ハイパーバイザー(hypervisor)などのコンピュータの仮想化技術で仮想マシンを実現するソフトウェアを利用してゲストOSであるOS環境を提供します。

NISTの定義によるクラウドサービスモデルでは、IaaSの利用者はOSの実装もアプリケーションの開発も行います。

7. SOA(Service Oriented Architecture)

SOAとは、Service Oriented Architectureの略で、ビジネスプロセスの構成要素とそれを支援するIT基盤を、ソフトウェア部品であるサービスとして提供するシステムアーキテクチャのことです。

8. クラウドサービスの利用に切り替えるときの留意点

企業の業務システムを、自社のコンピュータでの運用からクラウドサービスの利用に切り替えるときの留意点は 企業の情報セキュリティポリシやセキュリティ関連の社内規則と、 クラウドサービスで提供される管理レベルとの不一致の存在を確認することがあげられます。

クラウドサービスに関連したIPA情報処理試験の過去問

以下ではクラウドサービスに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。

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