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サブネットマスク(subnet mask)は、32ビットのIPアドレスの内、どこまでがサブネットワークのアドレスかを示す値です。サブネットマスクとは何かとサブネットマスクの計算方法についてまとめています。
この記事の目次です。
1. サブネットマスクとは
2. サブネットとサブネットマスク
3. サブネットマスクの計算方法
4. サブネットマスクのまとめ
5. サブネットマスクに関連したIPA情報処理試験の過去問
サブネットマスクとは、IPv4のIPアドレスからサブネットとホストのアドレス情報の区切りなどを識別するための値です。
IPアドレスのネットワークアドレス部とホストアドレス部の境界を示すのに用います。
サブネットマスクとはの説明を図解すると以下になります。
英語のスペルは「subnet mask」です。
サブネットマスクの意味をまとめると以下になります。
例えば、1つのサブネットに254個のホストをグルーピングするサブネットマスクの値は、 255.255.255.0(11111111 11111111 11111111 00000000)となります。
サブネットマスクとはなにか、もっと理解度をあげるため、サブネットの知識を簡単に見ていきます。
サブネットマスクの値は、32ビットのビット列になります。ビットは0か1で表現される2進数の値です。 2進数は2で桁が上がる数え方で、0、1、10、11、100・・・のように増えていく数え方です。
0が8個なので256個表現できますが、2つ特別なアドレスがあるため254個のサブネットマスクはこの値になります。
サブネットマスクの計算方法をまとめていきます。
サブネットマスクとIPアドレスのAND演算でネットワークアドレスが計算できます。192.168.1.0~192.168.1.255のサブネットの192.168.1.2のIPアドレスからネットワークアドレスを計算する例を見ていきます。
192.168.1.0~192.168.1.255のサブネットのサブネットマスクは255.255.255.0でビット列は11111111 11111111 11111111 00000000になります。
192.168.1.2のIPアドレスのビット列は11000000 10101000 00000001 00000010になります。
11000000 10101000 00000001 00000010 11111111 11111111 11111111 00000000 ----------------------------------- 11000000 10101000 00000001 00000000
サブネットマスクとIPアドレスのAND演算より、192.168.1.0(11000000 10101000 00000001 00000000)のビット列が得られ、これがネットワークアドレスになります。
192.168.1.0~192.168.1.255のサブネットをさらにいくつかのサブネットに分割してみようとする際を前提に計算例を見ていきます。
192.168.1.0~192.168.1.255のサブネットを128分割する場合、ホスト数が2になってしまい、ネットワークアドレス(0)とブロードキャストアドレス(1)など、 ネットワークが作れないので192.168.1.0~192.168.1.255のサブネットを128分割することはできません。
サブネットマスクとは、IPv4のIPアドレスからサブネットとホストのアドレス情報の区切りなどを識別するための値です。 サブネットマスクの意味をまとめると以下になります。
以下ではサブネットマスクに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
もっと知識を広げるための参考です。
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