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RASISとは―可用性や保守性などの意味、覚え方。

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RASISは可用性や保守性などの5項目の英語の頭文字を並べた用語です。各項目の意味、覚え方などRASISについてまとめています。

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目次

このページの目次です。

1. RASISとは
2. R(Reliability:信頼性)
3. A(Availability:可用性)
4. S(Serviceability:保守性)
5. I(Integrity:完全性)
6. S(Security:保全性)
7. RASISの覚え方

RASISに関連したIPA情報処理試験の過去問
もっと知識を広げるための参考
更新履歴

1. RASISとは

RASISとは、次の5項目の頭文字を並べた用語です。

RASISのこれらの項目はコンピューターシステムやソフトウェアの品質を評価する指標になります。 RASISの読み方は「れいしす」あるいは「らしす」です。

2. R(Reliability:信頼性)

信頼性とは、ライアビリティともいい、コンピュータシステムが可能な限り故障しないようにすることを意味します。 このために、平均故障間隔(MTBF)を改善します。

3. A(Availability:可用性)

可用性とは、アベイラビリティともいい、コンピュータシステムを必要に応じていつでも使用できる状態に維持すること意味します。 このために、システムに並列システムを設けるなどの冗長化を行い稼働率をあげます。

4. S(Serviceability:保守性)

保守性とは、サービスエビリティともいい、障害が起きてもすぐに復旧できるようにすることを意味します。 このために、平均修理時間(MTTR)を改善します。

5. I(Integrity:保全性)

保全性とは、インテグリティともいい、データの矛盾がなく一貫性を保つようにすることを意味します。 このために、排他制御や誤り制御を行います。

6. S(Security:機密性)

機密性とは、セキュリティともいい、不正アクセスなどされないようにすることを意味します。 このために、機密保護やリカバリ面を強化します。

7. RASISの覚え方

RASISは単語の頭文字をとって覚えやすくしたものと思います。 ですが、日本語じゃないと覚えにくいですね。 ですので日本語の単語を並べたほうが覚えやすいと思います。

「信頼、可用、保守、保全、機密」、や「信可保保機」、「しんかほほき」のように並べて覚えるといいかもしれません。

RASISに関連したIPA情報処理試験の過去問

以下ではRASISに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。

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