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標準化関連について、国際標準化機構のISO14001や文字コードANSIの読み方など簡単な所から解説をまとめています。
この記事の目次です。
1. 標準化
2. IT における標準化の例
3. 標準・規格と標準化団体
4. 開発と取引の標準
5. データの標準
標準化関連に関連したIPA情報処理試験の過去問
もっと知識を広げるための参考
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互換性の確保などのために、ISOやIECといった標準化団体や業界団体が標準化を行っています。 その活動の意義や標準化の身近な例を理解しておきましょう。
標準化の意義としては以下のようなことが挙げられます。
また以下のようにビジネスツールとしての意義も挙げられます。
デファクトスタンダードは「事実上の標準」を指す用語で、 公的な標準化機関からの認証ではなく、市場における企業間の競争によって、業界の標準として認められるようになった規格のことを言います。
フォーラム標準は、先端技術分野において、複数の企業などが集まり、フォーラムと呼ばれる組織が結成され、その組織が業界の実質的な標準をつくるものです。
IT における標準化の例について見ていきます。
Xさんは、ディジタルカメラで撮影した画像を記録媒体に保管し、その記録媒体をプリンタに差し込んで印刷を行った際、 ディジタルカメラのメーカを意識することなく印刷することが可能でるのは画像データに関する標準化という技術的前提があります。
標準・規格と標準化団体について見ていきます。
国際規格です。
ISOは、読み方は「アイエスオー」あるいは「アイソー」。 品質マネジメントシステムや情報セキュリティマネジメントシステムなどが規格化されています。
開発と取引の標準について見ていきます。
環境や IT セキュリティ評価の標準についてです。
ISO 14000は、読み方は「アイエスオーいちまんよんせん」あるいは「アイソいちまんよんせん」、「イソいちまんよんせん」。 ISOが定めた環境マネジメントシステムの国際規格群の総称です。
ISO 14000や環境関連のISOと呼ぶときは、主として「要求事項」を定めたISO 14001を指します。 読み方は「アイエスオーいちまんよんせんいち」あるいは「アイソいちまんよんせんいち」、「イソいちまんよんせんいち」です。
JIS Q 27001は、読み方は「ジスキューにまんななせんいち」。情報セキュリティマネジメントに関してさだめた規格です。
電子データ交換を行う際の文字コードやバーコードの代表的な標準について見ていきます。
文字コードとは、文字や記号をコンピュータ上で扱うために、文字や記号の1つ1つに割り当てられている符号のことをいいます。 代表的な文字コードには以下のような文字コードがあります。
ASCIIは、読み方は「アスキー」、American Standard Code for Information Interchangeの略で、 大文字小文字のアルファベット・数字・記号類・制御コードを7ビットで表現する文字コードです。
ANSIは、読み方は「アンシ」、American National Standards Institute の略で、 ASCIIコードにWindowsの拡張文字を追加した文字コードです。
EUCは、読み方は「イーユーシー」。Extended UNIX Codeの略で、拡張UNIXコードといわれる文字コードです。 複数のバイト幅を用いて漢字のような膨大な数の文字でも扱うことができるようになっている文字コードです。
JISは、読み方は「ジス」。Japan industrial standardsの略で、ISOコードに片かなを考慮して日本で制定したコードです。 1バイト系(JIS X 0201)は7ビットの7単位コードと片かなも組み込んだ8ビットの8単位コードがあります。
JISコードは、文字の1バイト目を見るだけで漢字か半角英数字かわかる文字コードです。
Unicodeは、読み方は「ユニコード」。すべての文字を16ビット(2バイト)で表現し、1つの文字コード体系で多国語処理を可能にしようとする文字コードです。
UCS-2は、読み方は「ユーシーエスツー」。Universal multi-octet Character Set 2の略で、ISO/IEC 10646(JIS X 0221)のBMP(Basic Multilingual Plane:基本多言語面)として採用され、1文字を2バイトで表現する文字コードです。
バーコードとは、一般的に黒い線を太さと間隔を変えながら並べ、その組み合わせによって内容を表すコードのことをいいます。 バーコードにはJANコード、ITFコード、ISBNコードなどの種類があり、QRコードもバーコードの一種になります。
チェックディジットとは、あらかじめ決まった計算ルールで計算された数字を付加し、バーコードを入力した側での誤入力などの人為的な誤りをチェックするための検査ビットです。 JANコード(標準タイプ、13けた)では、12けたの数の検査数字を次の方式で算出しています。
QRコードは、読み方は「キューアールコード」、バーコードの一種で、高速読み取りを重視したバーコードです。
QRコードは、情報を縦横2次元の図形パターンに保存するコードです。 2次元コードはマトリックス型2次元コードで、3個の検出用シンボルで、回転角度と読み取り方向が認識できるという特徴があります。
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