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標的型攻撃とは、特定の組織や団体などをターゲットとして、その取引先や関係者、公的機関などをだましてマルウェアや不正なリンクが埋め込まれたメールを送信することで相手をだまし、情報を盗もうとする攻撃です。
この記事の目次です。
1. 標的型攻撃とは
2. 主な目的
3. 攻撃の例
4. RLOについて
5. APT
標的型攻撃に関連したIPA情報処理試験の過去問題
もっと知識を広げるための参考
更新履歴
標的型攻撃とは、特定の組織や団体などをターゲットとして、その取引先や関係者、公的機関などをだましてマルウェアや不正なリンクが埋め込まれたメールを送信することで相手をだまし、情報を盗もうとする攻撃です。
攻撃の主な目的は以下になります。
RLOのように文字の表示順序を変える制御文字を利用し、ファイル名の拡張子を偽装し、疑われないようにして添付ファイルを開かせます。
RLOとは、Right-to-Left Overrideを省略した呼び方で、Unicodeの制御文字のことをいいます。
RLO制御文字がある場合、文字列は右から左へ表示されます。RLO制御文字がない場合、文字列は左から右へ表示されます。
Unicodeは世界の言語を一つの文字コードであらわせるようにしたものです。そのため、アラビア語などのように右から左へ表示する言語にも対応できるようにRLOという制御文字が用意されています。 これにより、安全そうに見えるファイル名に偽装したファイルを添付したウイルスメールを送りつけ、開封させることができてしまいます。
APTは、攻撃者が特定の目的をもち、標的となる組織の防御策に応じて複数の攻撃方法を組み合わせ、 気づかれないよう執拗に攻撃を繰り返す攻撃です。
2019年3月25日に、 ASUSのPCなどにプリインストールされる自動更新ツール「ASUS Live Update Utility」にバックドアが仕掛けられ、 Windowsユーザーがマルウェアに感染するサプライチェーン攻撃が確認されたことを、 ロシアのKaspersky Labが同社公式ブログで発表されました。 同社ではこの攻撃を2019年1月に発見し、「ShadowHammer」と呼んでいます。
同社によると、200件以上のサンプルを分析した結果、 この攻撃はMACアドレスをハードコーディングした対象に対して攻撃を行うAPT攻撃であるこ都が判明しています。
MACチェックルール)https://shadowhammer.kaspersky.com/
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