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第一正規化、第二正規化、第三正規化、関数従属、候補キーなど正規化とは何か、リレーショナルデータベースの正規化の入門内容をまとめていきます。
このページの目次です。
データの正規化とは、 データの冗長性を排除して、データの一貫性と整合性をはかったデータモデルをつくることをいいます。 関係データベースのテーブル構造設計の適切性を確認する手段となります。
関係データベースのデータを正規化することによって得られる効果はデータの重複や矛盾の排除です。 ですので関係データベースを構築する際にデータの正規化を行う目的として以下があげられます。
第1~第3正規形のほか、ボイスコット正規形、第4~第5正規形があります。 一般的には第3正規形まで正規化を行えば十分とされています。
リレーショナルデータベースとは、関係データベースともいい、表形式に近い形式でデータを表現するデータベースです。 表どうしの関係など関係モデルという概念が用いられています。 データの取り出し、追加、削除などの操作はSQLという専用の言語を使用して操作します。
第1、第2、第3正規形とそれらの特徴は以下になります。
第1正規形は、繰返し属性が存在しない形です。 たとえば、同じ行の中に商品名と商品番号の組み合わせのような繰返し項目が存在しないようにします。
第2正規形は、どの非キー属性も、主キーの真部分集合に対して関数従属しない形です。 主キー項目が複数ある場合に、一部のキー項目によってほかのキー以外の項目が決定されるような構造にならないようにします。
第3正規形は、どの非キー属性も、主キーに推移的に関数従属しない形です。 主キー項目以外の項目によってほかの項目が決定されるような構造にならないようにします。
関数従属とは、関係データベースにおいて、ある属性(列)の値が決まれば、別の属性の値が決まる関係のことをいいます。
「ある属性⇒別のある属性」という関係です。「ある属性、またある属性⇒別のある属性」というように複数の属性がキーになる場合もあります。
候補キーは、データベースのテーブルにおいてある行を一意に識別するための属性のことをいいます。
候補キーは、関数従属の「ある属性⇒別のある属性」の⇒の右側にあるものはキ―になりません。
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