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クライアントサーバシステムには、2層クライアントサーバシステム、3層クライアントサーバシステムなどがあります。 RPCやストアドプロシージャなどの関連技術が使われています。クライアントサーバシステムをテーマに特徴から3層モデルについてまとめています。
この記事の目次です。
クライアントサーバシステムは、クライアントとサーバが協調して、 目的の処理を遂行する分散処理形態であり、サービスという概念で機能を分割し、 サーバがサービスを提供するという特徴があります。
以下ではクライアントサーバシステムの特徴に関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
3層クライアントサーバシステムは、クライアントサーバ型のアプリケーションを論理的な3つのモジュールに分けたシステムのことをいいます。
3層クライアントサーバシステムの特徴の1つは、データ層、アプリケーション層、プレゼンテーション層と機能的に明確に区別することでシステム性能や開発、保守の効率向上をはかる点です。 2層と比較すると3層クライアントサーバシステムは間にアプリケーション層が入ります。
もう1つの特徴としては、データ加工処理をサーバ側で実行させることにあります。 データ加工処理をサーバで行うことで、クライアントとサーバの間の通信量が減少するため、低速な回線を使用していたり、クライアントの台数が多い場合でも、応答速度が落ちにくくなります。
以下では3層クライアントサーバシステムに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
RPCとは、プログラム間の通信方式の1つで、プログラム内部のプロシジャをネットワーク内の他のコンピュータに任せる方式のことをいいます。
RPCは、Remote Procedure Callの略で、Procedureはプログラム内の手続きを意味します。 つまりネットワークによって接続された他のコンピュータ上でプログラムを呼び出し、実行させるための技術(手法やプロトコル)を意味する言葉です。
RPCサーバとは、RPCで呼び出されるprocedure側のことをいいます。
RPCはリモート手続き呼び出しとも呼び、クライアントサーバシステムのクライアントにおいて、遠隔サーバ内の手続をクライアントにある手続と同様の方法で呼び出すことを可能にした機能があります。
RPCを行うためのプロトコルとしては、HTTPを通じてXML形式のデータをやり取りするXML-RPCや、Javaを使用するJAX-RPCなどがあります。
以下ではRPCに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
ストアドプロシージャとは、英語でstored procedureのことで、データベースに対する一連の処理手順を1つのプログラムとして、データベース管理システムに保存したものです。
ストアドプロシージャは、繰返しよく使う一連のSQL文を実行可能な形にして、サーバにあらかじめ登録しておいたもので、 クライアントからはプロシージャ名を指定して、呼び出し命令を送信するだけで実行できます。
以下は、通常のSQL文の処理と比較して表現したストアドプロシージャのイメージです。
ストアドプロシージャを利用したときの利点をまとめると以下になります。
ストアドプロシージャの書き方について見ていきます。
以下はMySQLの例になります。
CREATE PROCEDURE ストアドプロシージャ名 ( 引数名 データ型 ) BEGIN 任意のSQL命令 END
引数は「引数名1 データ型1, 引数名2 データ型2,・・・」というようにカンマ区切りで複数指定できます。
MySQLのストアドプロシージャ(PROCEDURE)では戻り値は扱えません。 なお、ストアドファンクション(FUNCTION)で定義すると戻り値が扱えます。
以下ではクライアントサーバシステムに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。
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