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構造体のメンバへのアクセスには、「.」、ドット演算子を使用しますが、構造体のデータを指し示すポインタについては、ドットではなくて、「->」、アロー演算子を使用します。C言語の構造体とポインターについて補足しながら、C言語のアロー演算子について解説しています。
この記事の目次です。
1. アロー演算子とは
2. 構造体
3. ポインタ
4. 構造体のデータを指し示すポインタ
5. アロー演算子の利用例
アロー演算子とは構造体のポインタからメンバへアクセスする際に使用する演算子です。 「->」を使用します。
アロー演算子のアローは英語でarrowです。
アローの意味は「矢」もしくは「矢上のもの」です。 「->」が「矢」に見えるからですね。
C言語には、複数のデータを一まとまりにする構造体という仕組みが用意されています。
structの直後に「タグ名」、構造体内の各データのことを「メンバ」と呼びます。 たとえば、次のように定義します。
struct Person { char* name; char* address; }
C言語には、メモリの位置を直接あらわす「ポインタ」という機能が用意されています。
ポインタの使い方は、intやcharの変数と同じように名前を決めて宣言しますが、「*」という記号を付けて宣言します。
char a; char *pA; a = 'a'; pA = &a;
構造体のメンバへのアクセスには、「.」、ドット演算子を使用しますが、構造体のデータを指し示すポインタについては、ドットではなくて、「->」、アロー演算子を使用します。
struct Person *person; person = malloc(sizeof(struct Person)); person->name = strdup("太郎");
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