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printf関数―C言語のprintf関数の使い方

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printf関数は、print formattedの略でプリントエフと呼びます。 C言語の標準入出力ヘッダー (stdio.h)で宣言されている関数で、引数で与えられた書式付きの文字列を、環境によって設定された標準出力(stdout)に出力します。

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目次

この記事の目次です。

1. C言語のprintf関数とは
2. printf関数(書式付出力)に第1引数のみ指定して文字列を出力する方法
3. printf関数(書式付出力)で改行を追加する方法
4. printf関数(書式付出力)で変換指定子(%c)を使用して文字を出力する方法
5. printf関数(書式付出力)で変換指定子(%d)を使用して整数を出力する方法
6. printf関数(書式付出力)で変換指定子(%s)を使用して文字列を出力する方法

もっと知識を広げるための参考
更新履歴

1. C言語のprintf関数とは

printf関数は、print formattedの略でプリントエフと呼びます。 C言語の標準入出力ヘッダー (stdio.h)で宣言されている関数で、引数で与えられた書式付きの文字列を、環境によって設定された標準出力(stdout)に出力します。

2. printf関数(書式付出力)に第1引数のみ指定して文字列を出力する方法

stdio.hのprintf関数(書式付出力)に第1引数のみ指定して文字列を出力する方法について説明しています。

サンプルソース

ソースフォルダに以下のサンプルコードを記述したテキストファイルを作成します。

//ファイル名:hello.c

#include <stdio.h>

int main(void) {
	printf("Hello World!!");
	return 0;
}

コンパイル方法

コマンドプロンプトでソースファイルを保存したフォルダに移動しgccコマンドを実行してコンパイルします。

>cd test
>gcc hello.c

実行方法

a.exeというファイルができたフォルダにコマンドプロンプトで移動し、 a.exeとコマンドラインに入力すると「Hello World!!」と出力されます。

>a.exe
Hello World!!

3. printf関数(書式付出力)で改行を追加する方法

stdio.hのprintf関数(書式付出力)で改行を追加する方法について説明しています。

printf関数で「\n」を追加することで文字列に改行が追加できます。。

サンプルソース

ソースフォルダに以下のサンプルコードを記述したテキストファイルを作成します。

//ファイル名:hello.c

#include <stdio.h>

int main(void) {
	printf("Hello World!!\nHello World!!");
	return 0;
}

コンパイル方法

コマンドプロンプトでソースファイルを保存したフォルダに移動しgccコマンドを実行してコンパイルします。

>cd test
>gcc hello.c

実行方法

a.exeというファイルができたフォルダにコマンドプロンプトで移動し、 a.exeとコマンドラインに入力すると「Hello World!!」が改行されて2回出力されます。

>a.exe
Hello World!!
Hello World!!

4. printf関数(書式付出力)で変換指定子(%c)を使用して文字を出力する方法

stdio.hのprintf関数(書式付出力)で変換指定子(%c)を使用して文字を出力する方法について説明しています。

変換指定子(%c)を使用することで変数の値の文字を出力することができます。

サンプルソース

ソースフォルダに以下のサンプルコードを記述したテキストファイルを作成します。

//ファイル名:hello.c

#include <stdio.h>

int main(void) {
	char c = 'H';
	printf("%c", c);

	c = 'e';
	printf("%c", c);

	c = 'l';
	printf("%c", c);

	c = 'l';
	printf("%c", c);

	c = 'o';
	printf("%c", c);

	c = ' ';
	printf("%c", c);

	c = 'W';
	printf("%c", c);

	c = 'o';
	printf("%c", c);

	c = 'r';
	printf("%c", c);

	c = 'l';
	printf("%c", c);

	c = 'd';
	printf("%c", c);

	c = '!';
	printf("%c", c);

	c = '!';
	printf("%c", c);
	return 0;
}

サンプルコードについて

文字(char)型の値はシングルコーテーション(')で囲んで表現します。

サンプルコードでは、cという文字(char)型の変数に 'H'、'e'、・・・'d'、'!'、'!'という文字を順番に設定(代入)して表示し、「Hello World!!」と出力しています。

printf関数にカンマ区切りで引数を2つしていしており、1つ目に%cを設定し、2つ目の引数で指定した変数cの値が出力されるようにしています。

コンパイル方法

コマンドプロンプトでソースファイルを保存したフォルダに移動しgccコマンドを実行してコンパイルします。

>cd test
>gcc hello.c

実行方法

a.exeというファイルができたフォルダにコマンドプロンプトで移動し、 a.exeとコマンドラインに入力すると「Hello World!!」と出力されます。

>a.exe
Hello World!!

5. printf関数(書式付出力)で変換指定子(%d)を使用して整数を出力する方法

stdio.hのprintf関数(書式付出力)で変換指定子(%d)を使用して整数を出力する方法について説明しています。

変換指定子(%d)を使用することで変数の値の整数を出力することができます。

サンプルソース

ソースフォルダに以下のサンプルコードを記述したテキストファイルを作成します。

//ファイル名:sample.c

#include <stdio.h>

int main(void) {
	int i = 0;
	printf("%d\n", i);

	i = 1;
	printf("%d\n", i);
	return 0;
}

サンプルコードについて

サンプルコードでは、iという整数(int)型の変数に0、1という数を順番に設定(代入)して出力しています。

printf関数にカンマ区切りで引数を2つしていしており、1つ目に%dを設定し、2つ目の引数で指定した変数iの値が出力されるようにしています。

コンパイル方法

コマンドプロンプトでソースファイルを保存したフォルダに移動しgccコマンドを実行してコンパイルします。

>cd test
>gcc sample.c

実行方法

a.exeというファイルができたフォルダにコマンドプロンプトで移動し、 a.exeとコマンドラインに入力すると0と1の数字が改行されて出力されます。

>a.exe
0
1

6. printf関数(書式付出力)で変換指定子(%s)を使用して文字列を出力する方法

stdio.hのprintf関数(書式付出力)で変換指定子(%s)を使用して文字列を出力する方法について説明しています。

変換指定子(%s)を使用することで変数の値の文字列を出力することができます。

サンプルソース

ソースフォルダに以下のサンプルコードを記述したテキストファイルを作成します。

//ファイル名:hello.c

#include <stdio.h>

int main(void) {
	char message[] = "Hello World!!";
	printf("%s\n", message);
	return 0;
}

サンプルコードについて

サンプルコードでは、messageという文字列(文字の型charの配列を示すため[]を付与)の変数に「Hello World!!」という文字列を初期値として設定(代入という)して変数を宣言しています。

printf関数にカンマ区切りで引数を2つしていしており、1つ目に%sを設定し、2つ目の引数で指定した変数messageの値が出力されるようにしています。

コンパイル方法

コマンドプロンプトでソースファイルを保存したフォルダに移動しgccコマンドを実行してコンパイルします。

>cd test
>gcc hello.c

実行方法

a.exeというファイルができたフォルダにコマンドプロンプトで移動し、 a.exeとコマンドラインに入力すると「Hello World!!」と出力されます。

>a.exe
Hello World!!

もっと知識を広げるための参考

更新履歴

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