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シンクライアントとは―意味、メリット、ディメリットなど。

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シンクライアントとはアプリケーションやデータをサーバに持たせて必要最小限の機能だけクライアントで実現するシステム構想で、使用するクライアント端末をシンクライアント端末といいます。シンクライアントの意味、メリット、ディメリットについて見ていきます。

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目次

このページの目次です。

1. シンクライアントとは
2. シンクライアントの意味
3. シンクライアントのメリット
4. シンクライアントのディメリット
5. シンクライアント端末

シンクライアントに関連したIPA情報処理試験の過去問題
もっと知識を広げるための参考
更新履歴

1. シンクライアントとは

シンクライアントとはアプリケーションやデータをサーバに持たせて必要最小限の機能だけクライアントで実現するシステム構想で、使用するクライアント端末をシンクライアント端末といいます。

シンクライアントと対比して、ファットクライアントという構成もあります。

シンクライアントとファットクライアント

ファットクライアントとは

ファットクライアントとは、クライアントサーバ型のコンピュータシステムにおいて、利用者が操作するクライアント側に機能の多くが実装されている構成のことをいいます。

2. シンクライアントの意味

シンクライアントは英語でThin Clientといいます。 Thinは「やせた、少ない」という意味のことばで、クライアント端末にサーバ接続するためのネットワーク機能とユーザーが入出力を行うための機能だけの最小限の装備であることを「やせた、少ない」という言葉で表現しています。

3. シンクライアントのメリット

シンクライアントには、セキュリティ面、管理面、加えて故障しにくい、といったメリットがあります。

セキュリティ面のメリット

クライアント側にデータが置かれないため、外出時などのクライアント端末紛失時の情報漏えいリスクが軽減されます。

管理面のメリット

PCをシンクライアント端末として利用することで、クライアント端末の機器を交換する場合、アプリケーションやデータのインストール作業を軽減することができる点があげられます。

故障しにくいメリット

シンクライアントは、クライアント側のリソースはあまり使わないのでその分故障する確率も低くなります。

4. シンクライアントのディメリット

シンクライアントのディメリットとしては、サーバにデータやアプリケーションが置かれるため、ネットワークに接続できない状態では利用できない点です。 また初期の導入コストが高くなるディメリットもあります。

5. シンクライアント端末

シンクライアント端末の種類には、デスクトップPCタイプの端末、モバイルPCタイプの端末、USBデバイス差し込みタイプの端末、ソフトウェアをインストールするタイプの端末、があります。

シンクライアントに関連したIPA情報処理試験の過去問題

以下ではシンクライアントに関連したIPA情報処理試験の過去問とその解説をまとめています。

もっと知識を広げるための参考

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